早稲田、序盤から大量得点し、7回コールドで立教を下す|ZETT杯2025 立教vs早稲田

◇立教0-9早稲田
16日・いせはらサンシャインスタジアム

前日に東大に勝利し勝ち上がってきた立教とZETT杯初戦の早稲田の戦いは、初回に連打で早稲田が試合の主導権を握り、そのまま7回コールドで勝利した。

初回、早稲田の先発・飯島健心(本郷)は先頭の1番・小原 佑斗(都立小山台)を三振に仕留めると、三者凡退で流れを早稲田に持ってくる。その裏、先頭の吉井千央(鎌倉学園)が2塁打でチャンスメイクすると、続く上杉祐翔(鎌倉学園)が四球で続き、3番・倉賀野稜希(鎌倉学園)がライトへ3塁打を放ち2点を先制する。その後も3者連続安打もあり、この回一挙6得点を上げる。

初回、先生となる3塁打を放つ倉賀野

一方の立教は早稲田の先発・飯島をなかなか捉えきれない。結局6回80球でパーフェクトピッチングを許した。

早稲田は、2回と6回にもそれぞれ1、2点を追加し、点差を9点に広げる。

7回表、このままだとコールドになってしまう立教は飯島から交代した佐藤翼(市立浦和)を打ち崩そうとするも、一歩及ばずこの回で終了した。

6回をパーフェクトに抑えた飯島

この日4安打の活躍を見せた倉賀野は打席を振り返って「バッティングではファーストストライクから甘い球を仕留めるイメージで常に打席に立っています。特に昨日の1打席目は四球の後だったので、初球を狙っていました。最近の打席では少し力みが出ていたので、力を抜きタイミングをしっかり取ることを意識していいイメージで打つことができました。決勝でもチームに貢献する一打を打ちます!」とコメントした。また、6回までパーフェクトピッチングをした飯島は「立教打線は流れに乗ったら手をつけられない印象だったので、一球一球丁寧に投げ切ることを意識してました。吉井が配球で引っ張ってくれたので、しっかり応えられてよかったです。」


昨日の勝利で勢いをつけた立教と昨年度に引き続き3連覇を目指す早稲田の2回戦は、早稲田の先発・飯島の好投と打線のつながりにより7回コールドで幕を閉じた。早稲田はこの勢いそのまま3連覇を達成できるのか今後の活躍を期待したい。

文:高地将太郎

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