松本幸大(調布南)×東宙成(青山) 今だから明かせる信頼の物語。 | 法政ー早稲田 2回戦

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それは準決勝直前のアップ中にこんな会話を交わしたからだ。
「あまり本人の気に触らないように、『まっちゃん調子どう?』くらいの感じで軽く声をかけました。そしたら『調子自体は悪くないし、準決勝に向けて切り替えられてる』と言っていたので、それを信じてもう一度3番起用しました」

早稲田大学・東宙成(青山)

一方の松本は「試合前のアップの時に声をかけに来てくれて、今日も3番ねって言われて、そろそろ外されるかな〜って思ってたところだったのでびっくりしました。そのあとに、気楽に考え過ぎずにやって言われました。」と当時を振り返る。

この信頼に応え、松本は第1打席に先制のタイムリーを放つ。この試合で2安打2打点3盗塁と完全にリズムを取り戻した松本は、決勝戦でも値千金のヒットでチームを優勝に導く結末を迎えたのである。
「普段とは違うDHという起用で本人にも難しさがあったと思いますが、あの準決勝一打席目でのヒットはさすがでした。大会の中でも、チームに一気に勢いをつけてくれた場面だと思っています」と東は語る。


「9月11日、敵として再会。」

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