明治、慶應を7回コールドで下し勝ち点を獲得!|慶應×明治 2回戦

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◇慶應4-11明治 
26日・立川公園野球場

リーグ戦も終盤に差し掛かる中行われた慶應×明治の2回戦。明治は2連敗中であったが新たな打順が功を奏し、序盤から得点を重ね主導権を握った。慶應は明治の勢いのある打線を抑えることができず、試合は7回コールドで終了した。

試合は初回から動く。1回表、慶應の1番・鳥居智(関東学院)が四球を選び出塁すると、2番・溝江翔太(明治大学付属明治)がショートへの内野安打、3番・小美野晴寛(早稲田)が四球で続き、いきなり0アウト満塁のチャンスを作る。続く打者が内野フライに倒れるも、5番・初澤遼太郎(東京農業大学第一)のショートゴロと送球間のエラーの際に2人が生還し、幸先よく2点を先制する。

初回に2失点した明治だったが、すぐに反撃を開始する。1回裏、明治の1番・三浦竜蔵(駒込)がセンターへヒットを放ち出塁すると、 2番・築地星流(明治大学付属中野八王子)が四球、3番・滝本陽大(川越東)がヒットで続き、慶應と同様に明治もいきなり0アウト満塁と絶好のチャンスを作る。ここで打撃の調子を上げてきている4番・高柳青生(県立市ヶ尾)がタイムリーヒットを放ち1点を返す。さらに押し出し四球と6番・篠田航輝(県立横浜緑ヶ丘)のタイムリースリーベースヒットで4点を追加する。セカンドゴロの間にも1点を追加し、この回一挙6得点をあげる。

1点でも返したい慶應は2回表、先頭打者が四球で出塁すると、2番・溝江がセンターへタイムリーヒットを放ち1点を返すことに成功。しかしその裏、明治は2番・築地がヒットで出塁すると、前の打席でタイムリーヒットを打った高柳がこの打席でもタイムリーヒットを放ち1点を追加する。さらに続く打者も連続でタイムリーヒットを放ち、慶應との点差を6点に広げた。

再び試合が動いたのは4回。慶應は9番・玉田皓紀(県立浦和)が相手のエラーで出塁すると、1番・鳥居がヒットで続き、相手のエラーの間に1点をあげる。その裏、対する明治も先頭打者がヒットで出塁すると、4番・高柳がタイムリーヒットを放ち1点を追加する。

コールド負けを避けるためにも追加点が欲しい慶應であったが、先発・太田壮一郎(川越東)と2番手・佐藤翔斗(県立川和)を前に5回、6回とチャンスを作ることができなかった。一方、明治は6回裏、1番・三浦がヒットと盗塁でチャンスを作ると、ここまで3打席連続でタイムリーヒットを放っている高柳がこの打席でもタイムリーヒットを放ち、さらに点差を広げる。7回表、慶應は先頭打者が内野安打で出塁するも、2番手・佐藤に抑え込まれ得点をあげることができなかった。試合は7回コールドで明治に軍配が上がった。

この試合4安打と活躍をみせた高柳は、「とても良い状態で打席に入ることができました!前の試合で4番に抜擢されてその試合はちょこっと緊張してましたが、4番2試合目ということで高校時代を思い出しながらスイングしました。バットを振ればボールがヒットゾーンに飛ぶので、3打席目のライト線へのヒットはどう打ったか自分でもわかりません。2打席目と4打席目のレフトへの大飛球をホームランにしたかったです!」と自身の打席を振り返った。また次のZETT杯に向け、「とうとう学生最後の公式戦となってしまいました。1試合でも長く生硬のみんなと試合ができるように、4番をおろされないように、エラーをしないように頑張っていきたいと思います!」と意気込みを見せた。


今回の試合の結果、明治が慶應に2勝目をあげ勝ち点を獲得した。明治と慶應は次に控えるZETT杯の初戦で再び対戦する。1回戦目、2回戦目ともに両チーム出塁が多く動きのある試合であったが、今季最後の直接対決はどのような試合になるのか、注目したい。

文:仲ひより

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