法政大学、11-1で東京大学にコールド勝ち!|東京×法政 2回戦

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◇東京1-11法政
19日・立川市営野球場


10月中旬とは思えないような暑さの中行われた東京×法政の2回戦。投手戦になると思われた立ち上がりから一転、法政が3回に5点、5回に6点を奪い11-1の5回コールドで勝利を掴んだ。

東京の初回の攻撃、法政の先発・朴澤一徹(県立大船渡)が2つの三振を奪い、危なげない立ち上がりを見せる。対する東京の先発・杉岡勇哉(灘)も初回に四球と安打で2死1,3塁のピンチを背負うもこの場面を切り抜け、失点を許さない。

その後は法政の2回から登板した原口雄成(西南学院) の好投もあり、試合は0-0のまま進み動いたのは3回の裏、季節外れの暑さの影響もあってか疲れが見え始めた杉岡を法政打線が捕まえた。四球により1死1,2塁のチャンスを作ると続く3番・石橋友(県立塩尻志学館)の中適時打で法政が先制に成功した。この安打から法政打線が爆発し、6番・酒井大雅(県立日立第一) 、7番・木下翔馬(市川) の2者連続適時打などにより打者一巡の猛攻で一挙5得点を挙げた。

4回の表、反撃したい東京は1死から6番・杉岡が右安打で出塁し、7番・高橋克幸(渋谷教育学園幕張) 、8番・久保出(筑波大学附属駒場) 、9番・藤井泰成(都立日比谷) と怒涛の4者連続安打を放つも、法政の集中力を保った堅い守備によって反撃は1点に抑えられた。

5回の表、東京の攻撃、法政のこの回から登板した3番手・星勇登(森村学園) が先頭に四球を許すも続く打者を併殺に打ち取り三者凡退に抑える。

これが流れを呼んだか、続く5回の裏の法政の攻撃、またしても法政打線が爆発する。先頭の6番・酒井が四球を選んで出塁するとそこから怒涛の5安打の集中砲火を浴びせ、あと1点とればコールドという状況で回ってきた打者は、この回2度目の打席となる酒井。
振りぬいた打球は左翼手の前に落ち、猛打賞となる3安打目によって試合を決めた。
試合を振り返って東京の先発・杉岡は「球があまり走らずしっかり捉えて打たれたので、試合中にタイミングをずらすなどの修正ができたら良かったなと思います。リーグ戦も次が最後の試合なので1勝できるように頑張りたいです。」と答えた。

法政は上位打線から下位打線まで抜かりなく安打を放っており、特に3回と5回の攻撃は目を見張るものがあった。今後に向けて良い収穫になったことだろう。また、東京は6安打3四死球ながら1点に抑えられたことから、打線のつながりや機動力など、課題の残る試合になった。


リーグ戦も最終盤を迎え、両チーム残すところあと1試合ずつとなった。法政としては勝ち点、東京としては今季初勝利に向けて両チームの最終戦に注目だ。

文:駒井清了

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