早稲田が明治との接戦を制す！早稲田未だ無傷の4連勝！！｜明治×早稲田 1回戦

◇明治0-1早稲田
10日・立川市営野球場

明治対早稲田の1回戦は手に汗握る投手戦となり、わずかなチャンスをものにしたのは早稲田だった。

早稲田は1年生・飯島健心(本郷)が、明治は2年生・益山直己(明治大学付属明治)が先発投手を務め、両者変化球を効果的に使い、要所を抑えた。

スコアボードに0が並ぶ試合が動いたのは4回裏、早稲田の攻撃だ。3番・宮崎和輝(県立湘南)によるショート強襲の内野安打と悪送球でランナー2塁のチャンスとなる。続く4番・吉川将生(市立浦和)がファーストに強い当たりを放ち、これが進塁打となる。1アウト3塁で打席には5番・新井大悟(川越東)。レフトへの打球が犠牲フライとなり、1点を先制した。

早稲田は8回裏にもチャンスを作る。ここまでノーヒットの1番・野中大聖(西南学院)がライト前に強烈なヒットを放つと、続く2番が冷静に四球を奪う。3番・宮崎のバントによりチャンスを広げ1アウト2,3塁とした。絶好のチャンスに好打者・吉川が打席に立った。追い込まれてからやや甘く入った直球を叩くとライナー性の打球は二塁手・三浦竜蔵(駒込)の元に向かう。三浦は速い打球を捕球し、ランナーの一瞬の隙を見逃さず3塁に送球、ダブルプレーとし、明治はこの回を無失点で切り抜けた。

9回表、いい流れで攻撃に入った明治は1,2番が出塁し、0アウト1,2塁のチャンスとする。ここで早稲田ベンチが動いた。ピッチャーをエース・新井に交代し、明治のクリーンアップとの勝負を任せる。3番をライトフライ、4番を空振り三振で一気に2アウトを奪う。続く5番・服部碧人(都立国分寺)が真ん中低めのカットボールを狙い撃ちし、レフト前ヒットを放ち、2アウト満塁と痺れる展開を迎えた。明治は代打を送り、逆転の可能性に賭けたが、投手・新井が気迫のピッチングで空振り三振を奪い軍配は早稲田に上がった。