個性を貫く野球!3年間のリコタイ野球|引退特集2024~東京大学編~
今年度は部員数が大幅に増え、東大純正チームで挑んだリーグ戦だった。勝利へ貪欲にプレーする選手の士気をあげ、東大野球を繋いだ3、4年生。そんな引退を迎えた選手たちにリコタイでの3年間を振り返ってもらった。
理事#61楯正光(東海)
Q.リコタイでの3年間を振り返ると?
A.高校の友達に誘われて入ってみたリコタイだったが、当初は学内だけでは人が足らず、他大学から呼び集めている状況だった。2年目、思いがけず、理事を務めることになり新設した六大学内助っ人制度にも助けられながら、全日程をこなすことができた。そして、3年目も理事を務め新歓に力を入れた結果、東大だけで試合ができるようになった。この事実が一番うれしかった。何よりもチームメイト、マネージャー、他大学理事に支えられて幸せな3年間を過ごすことができた。ありがとう。
Q.今だから言えることは?
A.1回目の理事は本当に嫌だった。六大学以外から選手を借りることが禁止になったとき、今まで来てくれていた選手にお断りの電話をするのが理事の初仕事となってしまったから。
Q.新チームに向けて一言
A.今年度はまず東大をチームとして固めることに重点を置いたし、そういう選手起用を心掛けていた。来年度は理事の久保(久保出)、主将の小谷(小谷逢斗)を中心としてより一層チームとしての地盤を固めつつ、「勝てる」チームを作っていって欲しいと思う。
Q.小谷逢斗(2年)からみた楯正光とは…?
A.「代打オレ」から軽ーくヒットを打つ姿には、ぎりぎり隠しきれないくらいの素晴らしいセンスを感じていました!(笑)
理事として人数難のチームをまとめ上げ、丁友会の存続発展に大きく貢献していただきました。感謝してもしきれません!Q.山家璃空人(2年)からみた楯正光とは…?
A.最初の印象は変な人、だし今も変な人だなぁとは思うけど、同時にチームメイトみんなと積極的なコミュニケーションを取ってくれる楽しい人でもある。また試合に出ると、何かしてくれるんじゃないか、と期待してしまうし、何よりみんながめっちゃ盛り上がる場面になって、楯さんのおかげで楽しく野球できてたと思う。
#22沖蒼一郎(市立西宮)
Q.リコタイでの3年間を振り返ると?
A.あっという間でした!それに尽きる!2022年の秋頃から参加し始めたというものあって、特に時の流れを速く感じているのかもしれません。未勝利のまま終えることとなりましたが、あまり気にしていません。(いや、勝ちたいですけどね。もちろん。)
「野球って楽しいな」野球からしばらく離れて忘れていたこの気持ちを思い出すことができて、大満足です。
丁友会硬式野球部もここ2~3年で大きく変わり、人数も徐々に揃うようになってきました。これもひとえに、楯をはじめとして3年間チームを支えてきた同期、および数ある野球サークルの中で丁友会硬式野球部に所属することを選んでくれた後輩のおかげです。来年度は目指せ勝利!
Q.3年間で一番印象に残っている試合は?
A.2022年10月30日の東京vs立教、初めて参加した試合!(試合記事はこちら)
久しぶりの野球でいきなり9イニングのキャッチャー…。守れば暴投、打てば4タコ、鈍っていた体は思い通りに動かず。ヘロヘロになりながらもなんとか踏ん張った記憶が鮮明に。東京大学のホームグラウンド、検見川に初めて踏み入れた日でもありました。
Q.新チームに期待している事は?
A.まずは初勝利、次に勝ち点獲得、そして優勝、最後は全勝優勝。流れは至ってシンプルですね、頑張れ!
しかし何よりも大事なのはチームの運営です。今年度は人数も集まり、ようやくチームとして動き出せた状態なので、来年度からはそれを絶やさぬよう、メンバー全員で団結して新たな丁友会硬式野球部を創り上げていってください!
Q.石崎健太(2年)からみた沖蒼一郎とは…?
A.チーム1のパワーをもつ主砲。打撃に注目されがちだが、ブロッキングも素晴らしく、何度も助けられました!Q.河原井龍樹(1年)からみた沖蒼一郎とは…?
A.どっしり感がものすごいキャッチャー。キャッチャーというポジションに対する責任感が強い。自分も頑張ります!
#5山根健太郎(県立山口)
Q.リコタイでの3年間を振り返ると?
A.初めてピッチャーもさせてもらったし、東京ドームのマウンドにも立てて、リコタイならではの経験ができてとても楽しかったです!
Q.3年間で一番印象に残っているプレーは?
A.唯一のヒットが打てた2022年の夏の試合です!これが人生最後のヒットにならないようにまたどこかで野球できる機会を探したいです。
Q.新チームに期待していること
A.ぜひ頑張って他大学に勝ってほしいです!
Q.中村春輝(3年)からみた山根健太郎とは…?
A.大きい体と優しい心を持った、丁友会のお父さんのような先輩でした!打席に入ったときの風格は誰にも負けません。Q.中野智博(3年)からみた山根健太郎とは…?
A.➀優しい◎、②かわいい◎、③包容力◎
#55田中虎太郎(県立盛岡第一)
Q.リコタイでの3年間を振り返ると?
A.試合に参加できた回数はそこまで多くなかったですが、久々の参加でもみんな快く迎えてくれたし、高校の野球部では苦しいことも多かったんですが、リコタイでは純粋に野球を楽しむことができました。
Q.3年間で一番印象に残っているプレーは?
A.大学3年の時の東京ドームの試合でライトを守っていた時、後方への大きなフライをキャッチできたことです。この瞬間のために今まで野球やってきたんだなぁーと思いました(笑)。
Q.新チームに向けて一言
A.今年ほとんど参加できていなかったのですが、結果を見るとかなりいい勝負をしていて来年が楽しみです!いい結果期待しています!
Q.駒井清了(3年)からみた田中虎太郎とは…?
A.いつも役職の関係で練習グラウンドを聞き教えてもらう関係でしたが、カレンダーにまとめて見やすくしてくれたり、新歓の時にはパンフレットを作成してくれたりなど影で支えてくれるシゴデキマンでした。たまに試合に来た時は全力で楽しそうにプレーしていたのが印象的で、もっと一緒に野球がしたかったなというのが率直な感想です。競技カルタにものすごく力を入れていてそっちの虎太郎くんの姿も見てみたかったなと思っています。Q.久保出(1年)からみた田中虎太郎とは…?
A.新歓関係の引継ぎでは丁寧に教えてくれました。東京ドームでの大ファインプレーが印象的でした!
#57坪田翔(筑波大学附属駒場)
Q.リコタイでの3年間を振り返ると?
A.丁友会に入ったことで、大学生になってからも野球を細く長くプレーできたのは嬉しかったです。球場で試合をやれたことはやはり貴重な経験でした。ありがとうございました!
Q.3年間で一番印象に残っていることは?
A.最初に出た試合でヒットを打てたことです。あとは検見川のグラウンドや伊勢原球場といった遠方の地で試合をしたことです(笑)。
Q.新チームに向けて一言
A.最後の方は全然いけませんでしたが、ぜひ丁友会でたくさん試合に出て楽しい経験を作ってください!
Q.山口彰文(3年)からみた坪田翔とは…?
A.別団体の活動で忙しそうだけど、来てくれた時はおもろいし、優しいし、ちゃんと野球上手いし最高でした。Q.杉岡勇哉(2年)からみた坪田翔とは…?
A.仕事ができて、ここぞという時に頼りになる先輩!もっと試合来てほしかったですね~。
取材・編集:清原史帆