前半戦最後の首位攻防戦!投手リレーで早稲田が制す│立教×早稲田 1回戦

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◇立教1-4早稲田
17日・上柚木公園球場

リーグ戦暫定1、2位の初顔合わせとなったこのカード。序盤で奪ったリードを投手陣が守り抜き、継投策がはまった早稲田が首位攻防戦を制した。

早稲田は2回、7番・遠藤一成(桐光学園)が今季初ヒットと盗塁を決め、スタメンマスクを被った1年・渡邉一登(早稲田佐賀)のヒットで先制する。さらに昨季ベストナイン受賞した甲崎孝裕(早稲田大学高等学院)、清瀨智大(新潟南)の二遊間コンビで2点目、14日の明治戦でホームランを打った青木元寿(海老名)と河野太(日立第一)のヒットで立教の絶対的エース・小林陽人(桜美林)から3回までに4点を奪った。
守りでは先発・佐藤春介(東京学芸大学附属)が4回を投げ切り被安打1・無失点の好投で3塁すら踏ませなかった。

1点が遠い立教は7回、全ての試合でスタメンマスクを被る攻守の要・北里洸太朗(山手学院)がチーム初の長打を放った。その後もヒットで続き、2アウト1,3塁のチャンスで打席に立ったのは1年生の丸田善大(瀬谷)。4球目をライトに運んで1点を返し、代打でしっかりと結果を残した。
丸田は「代打はとにかく積極性が大切だと思っているのですが、相手が変則ピッチャーだったので振り回さずに逆方向に低い打球を打とうと考えて打席に入りました。」と振り返り、「いつも試合に出られるわけではないですが、自分に与えられた場面で求められていることに応えていけるように頑張ります。」とリーグ後半戦の意気込みを語った。

代打でタイムリーを放った丸田

逃げ切りたい早稲田はリーグ屈指の投手力を生かした継投策で試合を展開した。投手陣がそれぞれの役割を果たし、危なげないピッチングで立教打線を封じ込めてスコアボードに0を並べた。先発の佐藤(春)や未だ防御率0.00の工藤智裕(成蹊)をはじめとした投手陣の好投を支えたのは、自らのバットで先制点をもたらし、盗塁を刺すなど攻守で活躍した1年の渡邉(一)であった。

「それぞれの投手の持ち味を最大限に引き出すこと、ストライクを先行して取ることを心掛けてリードしました。結果的に継投が上手く機能して、相手に的を絞られることなく良い流れを作ることができました。また、2回の打席に関しては1番の吉川将生(市立浦和)が好調だったので、次に繋げることを意識して臨みました。」と試合を振り返り、「相手打線や投手陣のコンディションなどを考慮し、守備から流れを作っていけるようなリードをしたいと思います。」と今後の意気込みを語った。

投手陣を支え、攻守で活躍した渡邉(一)

リーグ戦も後半に入り、いよいよ優勝も現実味を帯びてくる。次に両チームが顔を合わせるときはデッドヒートが繰り広げられているだろう。
両チームの今後とリーグ優勝の行方に注目だ。

文:浅野希子

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