立教・南泰至(成蹊) 意地の今季初勝利も「先輩として妹尾に勝ち星を付けてあげたかった」 | 立教―東大 1回戦

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◇立教8-7東大

25日・ダイワハウススタジアム八王子

 

開幕の明治戦は6回3失点、第2戦の法政戦は7回途中1失点と今季ここまで立教のエースとして押しも押されもせぬ地位を確立している南泰至(成蹊)。この日は “怪物ルーキー” 妹尾大雅(米子東)に先発マウンドを譲り、自身は5点リードの7回から登板。期待の新人のリーグトップ2勝目に先輩エースが花を添える完璧なシナリオかに見えたが、味方の失策もありまさかの2回5失点。降板の選択肢もあった中で、立教ベンチの出した答えは「今までの南を信じた」(負田圭亮)。最終回に味方が勝ち越した1点を守り抜き、エースの意地を見せた。

反省の弁ばかりが並んだ試合後の談話の中で飛び出した「優勝」の2文字を実現するには、次節以降もこの男の快投が不可欠だ。

1点差の9回裏 最後は投ゴロに打ち取り自身今季初勝利(写真:保倉茉帆)

 

8-7の激闘。試合の率直な感想をお願いします。

正直打たれたショックが大きいのと、先輩として妹尾に勝ち星をつけてあげられなかったことが悔しいです。

 

先発として結果を出していた中で、今季初の救援登板にやりにくさはあったか?

言い訳になりますが、本格派の妹尾の後ということで(軟投派の)自分の球が打ちやすくなっていたと思います。先頭を抑えられずリズムを作れなかったことが失点を重ねてしまった要因だと思います。

 

自身は昨季も東大戦で勝利を挙げているが、昨年までと比べて東大打線の迫力はどう感じたか。

昨季は甘い球を見逃しボール球に手を出していた印象がありましたが、今日はバットもよく振れており、とても脅威に感じました。

 

 

最後はエースの意地を見せ、結果として今季初勝利も転がり込んできた。今年の立教のエースとして、今日の試合を踏まえて意気込みをお願いします。

自分に勝ちがつかなくても、第3戦までもつれこんでも、最終的には10勝して優勝しているチームになっているよう、エースとして貢献したいと思います。

今季初のブルペン待機となり、戦況を見つめるエースの背中(写真:保倉茉帆)

 

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