軟式との「二刀流」 東大・岩切一磨(白陵)がリーグ1番乗りの第1号! | 立教―東大 1回戦 試合後談話

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◇立教8-7東大

25日・ダイワハウススタジアム八王子

 

   

そもそもの学生数、そして高校野球経験者の人数が多くない東大では、体育会以外で硬式野球を真剣に取り組むという選択肢は生まれにくい。大学でも野球を続けたい東大生のファーストチョイスは軟式野球であり、リコタイ東大のメンバーにも軟式と硬式で二足のわらじを履くプレイヤーは少なくない。25日の立教戦で大暴れした岩切一磨(白陵)も例に漏れずその一人だ。
そんな「二刀流」プレーヤーたちのスケジュールは、必然と野球だらけになる。なぜ東大に行ってまでもそんなに野球をやるのかと思うかもしれない。この質問の答えには、難しい論理などない。「とにかく野球が好き」。言わずと知れた日本最難関大学の学生でも、その気持ちはまるで少年と違わないのだ。
兵庫・白陵高校硬式野球部時代は4番を張っていた岩切。もちろん大学の軟式の方でも主軸打者だ。立教戦の7回に放った打球は、今季のリーグ戦で六大学通じて第一号となるランニングホームラン。例年と見違える戦いぶりを見せる東大の中心には、この二刀流スラッガーがいる。

 

 

(写真:熊谷らん)

 

1点差での惜敗。まずは正直な気持ちを。

とても悔しいです。善戦はしていますがやはり今年も勝ててはいないので、この試合こそは取りたいという思いがありました。

 

自身はランニングホームランを含む3打数3安打2四球。相手投手の妹尾大雅(米子東)、南泰至(成蹊)は今季調子のいい好投手だったが、打席での手応えは。

軟式用バットと比べて木製はとても重いので、慣らすために練習で振りこんだのですが、その成果が出てくれたかなと思います。お二人とも素晴らしい投手と聞いていたので、そんなお二人から結果を出せたのはとても自信になりました。

 

白陵高校時代は4番として活躍。東大でも硬式野球の真剣勝負ができることについて、どのような喜びを感じているか。

素敵なチームメイトと野球できることです。特に軟式ではしのぎを削る好敵手である(小林)幹也(林)恭佑石井(裕人)などと同じチームで戦えることに高揚感を感じています。こんな素敵な舞台で再び硬式でプレイできると思っていなかったので、誘ってくれた幹也キャプテンにはとても感謝しています。

 

東大の初勝利は近いと思います。最後に今後へ向けてコメントをお願いします。

チームのムードは確実に良くなってきていると思います。気持ちで負けないよう次も頑張ります。

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