慶應、15安打の猛攻で東大を5回コールドで下す|東大×慶應 2回戦
◇慶應17-3東京
27日・立川市営野球場
前回の試合では5回コールドで東大を圧倒した慶應。一方、今季未だ勝利のない東大。注目の第2戦は慶應が再び5回コールドで圧巻の勝利となった。
1回表、慶應は0アウト1,3塁から東大の先発・山根健太郎(県立山口)のボークで先制した。さらに1アウト2,3塁のチャンスを作り、5番・鳥居智(関東学院)のセカンドゴロの間に2点目を挙げた。山根は「投手の経験が少なくランナーを出してから牽制などで焦りが出てしまいました。」と語った。
1回裏、東大は四球や相手のエラーで1アウト満塁のチャンスを作り、ワイルドピッチと押し出し四球で2点を返し同点に追いついた。
2回表、慶應は先頭の7番・初澤遼太郎(東京農業大学第一)、8番・玉田皓紀(県立浦和)の連続ヒットからいきなりチャンスを作ると、1アウト2,3塁からパスボールの間に勝ち越しとなる3点目を挙げた。さらにその後も、2アウトから打線が繋がり4得点を挙げ7-2と東大を引き離した。山根は「チームが同点に追いついた直後にこのような形になってとても悔しいです。特に2アウトを取った後に4失点してしまったのが悔やまれます。後半はバテてしまってストライクも入らなくなってしまったので、持久力をつけてより長いイニングを投げられるようになりたいです。」と振り返った。
3回表、慶應は山根に代わって入った投手・萩原賢からも打者一巡の猛攻で5点を奪った。更に4,5回にも着実に得点を積み重ね、終わってみれば15安打で17得点の大量得点となった。一方、東大は慶應の先発・増田新(都立両国)に抑え込まれ、3安打3得点で5回コールド負けとなった。
慶應は打線の状態の良さを維持し次戦も勝利なるか。対する東大は可能性ある試合運びで今季初勝利を掴めるか。今後の戦いに期待したい。
文:山根健太郎