ZETT杯決勝進出は明治！慶應あと一歩届かず｜ZETT杯2023 明治vs慶應

◇明治9-4慶應
28日・立川市営野球場

ZETT杯優勝に向け、両者譲れない戦いである2回戦。この試合を制するチームは、リーグ戦優勝の早稲田と決勝を迎えることになる。白熱した試合の中、決勝に駒を進めたのは明治だった。

試合が動いたのは早くも2回の表、明治が8番・丸山蓮人(都立新宿)の内野安打で出塁し、ワイルドピッチで2塁に進塁すると、1番・岡野壮太(明治大学付属中野八王子)のヒットで早くも1点獲得。さらに3回の表で4番・築地星流(明治大学付属中野八王子)が相手のエラーをものにし出塁、そのまま6番・岩田秀貴(明治大学付属中野八王子)がツーベースヒットで1点を獲得し、合計2点となった。

対する慶應も5回の表、6番・関口直弥(芝)のツーベースヒットによる出塁で明治の流れを止めると、続く7番・関口晴彦(県立前橋)のツーベースヒットで1点を獲得。9番・増田新(都立両国)の犠牲フライによりこの回2点を獲得した。

8回表、6番・岩田がエラーで出塁すると、8番・丸山が四球で出塁、続く9番・松本朋大(都立昭和)の打席中の挟殺による走塁妨害で3塁ランナーが生還し、1点獲得。その後1番・岡野、3番・服部碧人(都立国分寺)が四球、4番・築地が死球で出塁し、3点を獲得した。そのまま勢いは止まらず、5番・三浦竜蔵(駒込)がツーベースヒットを放ち、さらに3点獲得。続く6番・吉野夢二(鎌倉学園)のヒットで三浦が進塁し、7番・飯村純弥(川越東)がヒットを放ってこの回7点目を奪った。

このままコールドで試合終了かと思われた8回裏、9番・増田がエラーで出塁すると、続く1番・鳥居智(関西学院)がゲッツー崩れで出塁、2番・武田渉平(早稲田佐賀)がツーベースヒットを放ち1点。さらにワイルドピッチで武田が帰り追加点1点を獲得し、そのまま9-4で試合は幕を閉じた。

この試合について明治の主将の飯村は「苦しい試合でしたが､リーグ戦で勝てなかった慶應相手に､なんとか勝つことができて良かったです。粘り強く投げてくれたなおき(益山直己｟明治大学付属明治｠)に感謝！」と振り返り、「リーグ戦は不甲斐ない結果に終わった分､ZETT杯優勝に向けて､チームがより団結することができていると思います。この勢いで､決勝もチーム全員で戦い､去年できなかったZETT杯優勝を成し遂げたいです。」と意気込みを語った。