東京、激戦を制す。2年連続となる開幕戦勝利!|東京×法政 1回戦

◇東京大学13−8法政
26日・小野路GIONグラウンド

 勝ち点奪取を掲げる東京と昨季リーグ戦優勝の法政がぶつかる一戦。両校にとって開幕戦であり、勝利してチームに勢いをもたらしたい。稀に見る、シーソーゲームを制したのは東京だった。

先に主導権を握ったのは東京。1回の表、2番・豊田一颯(県立宇都宮東)が1アウトから、法政先発・石塚佑真(法政大学第2)を捉えレフト前にヒットを放つと、続く3番・水野里玖(筑波大学附属駒場)は四球で出塁する。その後、2アウト1,2塁となった場面で、5番・加賀谷昊(県立千葉)の打った打球はショートゴロとなるも、ファーストへの送球が悪送球となる間に豊田がホームに還り、東京が先制点を挙げる。

初回から援護をもらった東京先発・黒田伊織(東大寺学園)はその裏、法政打線を三者凡退に抑える完璧な立ち上がりを見せる。

この日3安打2打点の活躍を見せた水野

3回の表、1アウトから3番・水野がライト前ヒットで出塁する。その後、エラーにヒットが絡み、1アウト満塁で6番・中村快遼(灘)がレフトへの犠牲フライを放ち、東京が一点を追加する。続く7番・小谷逢斗(県立浦和)がレフトへの2ベースヒットを放ち、東京がさらに一点を追加する。

追いつきたい法政はその裏、1番・高野誠貴(県立名古屋南)、2番・齋田忠男(日本大学第2)が冷静に見極め、2者連続四球で出塁すると、東京先発・黒田を降板させる。黒田に代わってマウンドに上がった川合陽大(都立日比谷)は続く打者を空振り三振に抑えるも、4番・中村晃希(聖徳学園)に死球を与える。2アウト満塁となった所で、6番・上野陸月(日本大学第2)が放った打球をセカンド・久保出(筑波大学附属駒場)がファンブルし、法政が2点を加える。その後、2アウト満塁とし、8番・吉村優吾(桐光学園)のレフト前ヒット、1番・高野の押し出し四球で、法政はこの回5点を追加し、逆転に成功する。

4回の表、東京は、9番・河原井龍樹(県立水戸第1)、1番・和田勇誠(県立浦和)がエラー・ヒットで出塁すると、その後、1アウト満塁となった場面で、4番・久保のヒットなどで2点を追加し、同点に追いつく。

5回の表、法政先発・石塚に代わって、宮城光呂(市川)がマウンドに上がる。1アウトから、8番・中村徳之(西大和学園)が内野安打で出塁すると、ピッチャーの暴投、キャッチャーの悪送球・捕逸で一気にホームに還り、東京が勝ち越しに成功する。

その後、東京は川合が無失点投球を続ける中、7回の表に1点を追加する。8回の表、法政はピッチャー宮城に代わって、江原正博(関東学院)がマウンドに上がるも、1アウト三塁から3番・水野のスリーベースヒット、4番・久保のヒットでさらに2点を追加する。

再び逆転を狙う法政は、8回の裏、7回途中からマウンドに上がった和田を攻め立て、1アウト2,3塁とする。ここで、和田の投球を、キャッチャーが後逸し、法政が2点を追加する。

これ以上点差を広げられたくない法政だが、9回の表にマウンドに上がった原口雄祐(西南学院)の制球が定まらない。1アウトから3四球と1死球で東京が1点を追加すると、3番・水野のレフト前ヒットで東京がさらに一点を追加する。2アウト満塁となったところで、法政は原口に代わって、高橋直央(都立多摩科学技術)がマウンドに上がるも、四球、暴投でさらに東京が2点を追加する。

後がない法政は、9回の裏、前の回から登板している加賀谷に対し、6番・上野がサードのエラーで出塁すると、代打・岡田千惺(朋優学院)がライトへのヒットで繋ぎ、0アウト2,3塁となったところで、途中出場の立川兼伸(東福岡)のショートゴロの間に上野が還り、1点を返す。しかし、法政の反撃はここまで。東京が13-8で開幕戦に勝利した。

4と0/3回を自責0に抑え、勝利投手となった川合

「ようやくチームに貢献できてよかったです。四球が絡んで火消しできず失点してしまいましたが、打線が援護してくれて気楽に投げることができました。さらにレベルアップした投球を見せられるように頑張ります!」と語った勝利投手の川合。今後の彼の投球に注目が集まりそうだ。東京主将の中村快は「去年に引き続き、戦力が整っている中で、選手起用がうまくいき、勝利できて安心しています。今後への反省点も見つかったので、勝ち点獲得へ向けて、気を引き締めて今後のリーグ戦に臨みたいです。」と、この試合を振り返り、今後の試合への意気込みも語った。


東京はベンチ入り人数が12人と少ないながら、総力戦で開幕戦に勝利した。昨季リーグ優勝校相手に勝利できたのは、今後のリーグ戦へ向けて勢いをもたらしているはずだ。
一方の法政は、投打が噛み合わず開幕戦を落とす結果となってしまった。しかしながら、今後のリーグ戦では、昨季リーグ優勝校としての矜持を見せてくれるだろう。
両校が今後、どのように戦うのかぜひ注目して欲しい。

文:中村徳之

 

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