[動画で振り返る東京ドーム] 夢の舞台で魅せた同期の絆|慶應×明治
◇7日・東京ドーム
年に1度の大舞台。つい2時間ほど前まで、巨人対ロッテの熱戦が繰り広げられていた真夜中の東京ドームで試合は始まった。
先攻の慶應は、初回に松下周平(本郷)のタイムリーヒットで幸先よく1点を先制。その裏には、明治の1番・田中雅哉(日大二)のレフトに抜けそうな飛球をショート・飯塚大生(桐朋)が飛びついて好捕。頼れるイケメン主将がプロ級のファインプレーを魅せた。6回には小林賢祐(日大藤沢)のタイムリーツーベースでさらに1点を追加し、慶應は2-0で快勝した。
先発した背番号18・林克樹(桐光学園)はノーヒットノーランこそ逃したが、6回を投げて許した安打はわずかに1。最後の東京ドームのマウンドで、小さな大エースが圧巻のピッチングを見せた。
敗れた明治は打線がつながらず安打は鬼木泰文(熊本第一)が放ったセンター前のみとなったが、夢の舞台での一戦を心から楽しんでいたようだ。
3年生全員が試合に出て明治に快勝したことで、リーグ戦首位を走る慶應の団結力はさらに深まったのではないだろうか。6/16に行われる次戦も再び明治が相手だが、この勢いのまま慶應が優勝戦線を引っ張り続けるはずだ。
動画:木下清花
文:鶴井彩央