明治、14安打12得点の猛攻で東京を6回コールドで下す|東京×明治 2回戦

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◇東京2-12明治
18日・いせはらサンシャイン・スタジアム

寒空の下行われた東京×明治の2回戦。初回に一挙6得点をとる猛攻を見せた明治がそのまま得点を重ね試合を制した。

初回、明治は1番・岡野壮太(明治大学付属中野八王子)がヒットで出塁すると、2つの盗塁に成功し一気に0アウト3塁と先制のチャンスをつくる。続く2番・松本朋大(都立昭和)の打ったセカンドへの打球がエラーを誘い、そのチャンスを見逃さなかった岡野がすかさず生還し、明治が先制点を奪った。勢いに乗った明治は、その後もヒットや盗塁で追加点のチャンスを作る。9番・飯村純弥(川越東)が走者一掃のタイムリーツーベースヒットを放つなど、打者一巡の猛攻を見せ明治がこの回一挙6得点を挙げた。

2回表、1点でも返したい東京は、6番・杉岡勇哉(灘)が四球で出塁すると、続く7番・青島光太郎(都立武蔵)も四球を選び1アウト1,2塁とチャンスを作る。しかし、明治の先発・山下優晴(県立東葛飾)が後続を三振とファーストゴロに抑え、東京はチャンスをものにできなかった。

3回裏、明治は相手のエラーとヒットで追加点を挙げる。明治がこのまま点差を広げると思われたが、4回表、4番・沖蒼一郎(市立西宮)が相手のエラーで出塁すると、6番・杉岡のヒットと相手のエラーの間に1点を返した。続く7番・青島のショートゴロの間にも1点を追加した。さらに得点を重ね、点差を縮めたい東京であったが、5回、6回と継投に入った明治の投手陣に完全に打線を封じ込まれチャンスを作ることが出来なかった。

好投を見せる投手陣に勢いづけられた明治打線は、6回裏に4安打と相手のエラーでさらに4点を追加し、6回コールドでこの試合を制した。

この試合について明治の主将・飯村は「1年生から3年生まで、全員で勝ち取った勝利だと思います。シーズン最終戦としてふさわしい試合ができて良かったです。」と振り返り、「今シーズンはこれで終わりですが、来年は今年経験を積んだ選手を中心に優勝してほしいです。」と来年への期待をみせた。


投打かみ合った明治が勝利を掴んだ。お互い今試合がリーグ最終戦となり明治4位、東京6位という結果で今季は幕を閉じた。来季はどのような戦いを見せてくれるのか。期待が高まる。

文:仲ひより

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