【新企画・数珠繋ぎ式対談①】「一番怖かった打者」慶應・上田裕介➡立教・廣田祐大
大学の垣根を越えて交友関係が深められること、それもこのリコタイというリーグの良さだと考える。しかし、なかなか交流する機会が無い相手もいるであろう。そこで今回から、『数珠繋ぎ式対談』なるものを行っていく。話してみたかったが機会がなかった相手との対談をすることで、今シーズンの対戦がより面白くなればなと思う。第一回目は、理事長を務める慶應・上田裕介に「話してみたい人」を聞いた。
慶應・上田裕介が、話してみたい人とは?
上田:立教の廣田祐大君です。理由は、昨年度リーグ戦で対戦して一番怖いなぁと感じた打者だったからです。あの威圧感、どんなことを考えて打席に立ったら出てくるのかなと思ったので聞きたいです!
廣田:自分も上田君は一番怖いピッチャーだと思ってます。真っ直ぐの速さが他のピッチャーに比べて抜けているので、、、 威圧感を出そうとはあまり意識していないですが、あの試合は慶應から勝ち点を取れるチャンスだったので気合が入っていました。打席では特に何も考えていません。
上田:そうだったんだ。確かに、競った良い試合だったね。覚えているかわからないけど、大体の左バッターが詰まったゴロを打ってくれるインコースのカットボールが、半端ない打球速度でファーストゴロになったから、うわ、対戦したくないなと心から思った(笑)
廣田:対戦したのは一打席だけだったけど、あの打席は一球一球鮮明に覚えてるよ。速い真っ直ぐになんとか食らいついて粘ってたところに初見のカットボールが来たから引っ掛けてゴロになった。完璧にやられたなという感じだったな。
上田:食らいついてた感じなのか!めっちゃタイミング合ってきてる気がしてた(笑)ピッチャーとバッターで結構感覚が違うもんなんだね、、、
廣田:当てよう当てようと一生懸命でした(笑)でもすごくいい経験だったよ。
―慶應・上田が気になっていた、立教・廣田のイメージとは
上田:あと、あのメジャーリーガーのようなバッティングフォームは誰かを意識してますか!?それとも元からあの打ち方?
廣田:高校の監督がメジャー流なので打ち方はそこで身に付きました。高校で打者転向をするまではバッティングをまったく練習してこなかったから、最初からあの打ち方なんだよね。
上田:なるほど!その体格であの打ち方はメジャーリーガーにしか見えなかった!もともとは投手だったの?
廣田:メジャーの打ち方の方が理にかなっていると思うし、そう言ってもらえて嬉しい!左投げということもあってずっとピッチャーだったんだけど、怪我やイップスがあって打者になったんだ。
上田:なるほど!俺も打者として試合出てた経験あるからあんなバッティングは憧れるなぁ
去年は割と下位打線打ってたイメージ。実力的には上位打線にいるべき打者だと思うんだけど、何か意図があって下位打線打ってたのかな?
廣田:うーん、当たったら飛ぶけど確率が低いから下位を打ってた感じかな!あとは先輩の判断。
上田:なるほど!でも今年はきっと上位ですよね?(答えられる限りでお願いします笑)
廣田:そこは試合やってみて決めるんだけど、俺は上位を打つ気満々よ!(笑)
上田:今年の立教は強そうだなー(笑)