【数珠繋ぎ式対談⑤】「ZETT杯での活躍が印象に」慶應・宮田駿二➡法政・三浦斎生

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昨年の3月21日。慶應・宮田駿二はリーグ戦初登板ながらも強力な早稲田打線に物怖じせず挑み、以後「要注意人物」としてその名をリーグ内に轟かせた。そんな彼が今回対談してみたい人物は、昨季1年生ながらも投球回数29.33回と、シーズンを通して存在感を放った法政の実力派ルーキー・三浦斎生である。同じ投手といっても、タイプは様々。2人はどのような対談を繰り広げたのだろうか。

 
 
 

宮田が三浦と対談したい理由

宮田:去年のZETT杯での活躍が印象に残っていたので指名しました!あとは、自分とは結構タイプが違いそうな投手だと感じたのでそこら辺についても聞いてみたいです。

三浦:昨シーズンでの最多勝利投手賞受賞おめでとうございます!慶應大学の先発投手として活躍している宮田さんに指名していただきとても嬉しいです!

 
 
 

「タイプの違い」とは

宮田:まず、ZETT杯では変化球でカウントを取りに行く印象があったので、ストレート主体の自分とは違うと思いました。

三浦:確かに、ZETT杯準決勝の慶應戦では変化球を主体として配球を組み立てていました。他大の投手と比べても、自分は球がそんなに速くないし直球にあまり自信もないので、ストレートを主体とする宮田さんや、同じく慶應の投手・上田さん(3年・上田裕介)のことを羨ましく思います。(笑)
しかし、球の速さでは負けても、他で勝てる点を自分なりに考えて出た答えがコントロール重視のピッチングでした。カウントも稼げて、尚且つ決め球にもなる変化球を投げられるように日々練習に励んでいます。

宮田:慶應の皆さん変化球を打ちづらそうにしてました。自分の変化球やコントロールを磨くにあたって特に練習したこと、意識してることってあったりしますか?

三浦:普段の練習では、試合で使わない様々な球種を試して投げ込むようにしています。そこで変化球のコツを掴み、十中八九ストライクも決まって、しっかりと変化してくれる球を何種類か選抜して試合では使っています。練習で試行錯誤をしながら投げ込み、コツを掴み、そのコツを覚えて、マウンドに立ったらそのコツを意識しながら投げるようにしています。
また、先程も申し上げたように自分の中では、変化球はカウントも稼げて、尚且つ決め球としても使えるようにしたいので、変化球をわざと低めに投げてショートバウンドさせたり、外にはずしたり等して、2ストライクでバッターが空振りをしてくれそうな所に投げる練習もしています。この2種類の投げ分けは必ず毎回練習で行ってます。

宮田:変化球の投げ分けを意識して練習したことはあまりなかったかもしれないです。参考にします!
じゃあ、色んな変化球を試す上で参考にしていることとかってありますか?インターネットとか、プロ野球選手の握り方とかを参考にしたりはしてるんでしょうか。

三浦:あくまでも自己流です!(笑)
投げたい球種があれば、その握りをインターネットで調べて、試してはみるのですが、必ずと言っていいほど自分にはその握りが合わないみたいで…(笑)
最終的には試行錯誤してその握りと似たような握り方を自分で見つけてる気がします。

宮田:手の大きさとかもあるから、調べたり、人から聞いたりした握り方がジャストフィットすることってあまりないですよね。

三浦:おっしゃる通りです…

 
 
 
コントロールを重視するという三浦斎生
 
 
 

三浦は感情を表に出すタイプ…?

宮田:あとは、野手とのコミュニケーションというか、すごい元気にプレーしてたので、ここもあまり表情に出さない自分とは違うと感じました。野手とのコミュニケーションが盛んだったりして、感情を結構表に出すタイプなのかなと思ったのですが、そこらへんについてはどうでしょうか?

三浦:自分の中ではなによりもバックとのコミュニケーション、信頼が大事だと考えています。投球練習後の声かけやアウトカウントの確認などもそうですが、野手とのコミュニケーションをはかり、守備の緊張をほぐして守りやすくした方が、自分も投球をする時に最大限の力を発揮できる気がするからです!法政ベンチからはヘラヘラしてるってよく言われますけど。(笑)
このように仲間とのコミュニケーションは大事にしているので意識してやってますけど、感情を表に出すタイプとはまた違うのかなと自分は思っています。自分は、同じく法政大学投手の崎村旭が感情を1番表に出して投球するタイプの人間だと思ってます。(笑) 身内に彼がいるので、少しは意識しちゃってるのかもしれませんけど!(笑)

宮田:やはりバックとのコミュニケーションは大切なんですね!自分はあまりそういったことができないので、見習いたいです。

三浦:恐縮です!(笑)

宮田: 確かに、「感情を表に出す」とは違うかもしれないですね。バックとのコミュニケーションっていうのは意識的にやっているのか、それとも元々の性格によるところが大きいんでしょうか?

三浦:そうですね、意識的に行うようにしています。野手が緊張などで体が固まってしまわないように、自分から率先して野手とコミュニケーションを図り、会話し、緊張をほぐして守りやすいようにしてあげたいと考えています。その方がファインプレーとかにも繋がって、自分も救われると思うし。(笑)
ただ、自分の声は通りやすく、また大きいため、内野とだけではなく、気づいたら外野ともコミュニケーションをとっていることがあるのですが、それは意識的っていうより、生まれ持った声の性質的な問題で、外野にまで声が届いちゃうのだと思ってます。(笑)

宮田:外野とまで会話できるのはビックリです。(笑)
そこは真似できないかもしれませんが、内野との会話は頑張ってみようと思います。

 
 
 

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