MVPは期待の新人キャッチャー!伊藤大貴(桜丘)|東大×明治 試合後インタビュー
20日の明治東大戦。堅実なキャッチングと鋭い送球がベンチを沸かせ、両チーム合わせての初ヒットだけでなく、2塁打を放ち守備打撃ともに存在感を見せつけた。スタメンマスクを被りMVPに選ばれた彼こそが期待のルーキー、伊藤大貴(桜丘)だ。
伊藤は高校時代、2年の秋からキャッチャーとして試合に出るようになった。外野やサード、ファーストなどのコンバートを経験するも、3年生から捕手としての立ち位置を確立。春は県ベスト8、夏大会では準優勝をもぎ取り、チームに欠かせない扇の要となった。
未だ活動制限が続き、チーム練習を一度も行えていない明治。慣れない環境ながらも上級生の期待以上の活躍を魅せた伊藤に試合の感想やチームの印象を語ってもらった。
ーー1年生でのMVP選出おめでとうございます!選ばれた率直な感想をお願いします!
ありがとうございます!選ばれたことは嬉しいですが、同時にMVP候補に選ばれた丸さん(理事・丸山隆馬)と梶さん(3年・梶優介)に申し訳ない気持ちがあるのが率直な感想です…(笑)
ーーどんな気持ちで試合に臨みましたか?
少し緊張していましたが、とりあえず自分の出来ることをしっかりやることと、楽しむことを心がけました。
ーープレーで意識したことはありますか?
プレーで意識したことは、ピッチャーへの声かけです。つらい状況の中でもピッチャーを1人にしないように心がけました。
ーーチームの雰囲気はどう感じましたか?
チームの雰囲気は野球をとても楽しんでいるように感じました。
ーーチーム内で注目してる選手はいますか?
1番注目しているのは丸山さんです。バッティングがすごいなと思いました。まだ全部の大学の選手を見ていませんが、今まで見た中で1番だと思いました!
他にもゆうひさん(2年・川上裕陽)や一年の堀野(堀野舜平)など沢山います!
ーーこれからの目標ややってみたいこと、意気込みなどを教えてください!
個人タイトルを取ることを目標にして、頑張りたいです!あと、先輩たちのように心から楽しんで野球をやることです!
今年の明治の新入生は、新歓活動等が満足に行えなかったため例年より少ないものの、上級生に引けを取らない技巧派プレーヤーが多く集まった。ルーキーの活躍は明治だけでなく、リコタイ全体に新しい風を吹かせ、試合をより白熱させるだろう。リーグ戦はもう終盤。最後まで分からない優勝争いは見逃せない。
取材・文 山本高