後半戦での巻き返しを誓う投打のキーマン! 注目選手インタビュー|慶應義塾大学編
#9 田中翼(3年・桐朋)
ーー後半戦のキーマンに選出されましたが、前半戦の振り返りも併せてどうですか?
前半戦はチームとしても個人としても不甲斐ない結果に終わりました。振り返ってみると本当に悔しいことだらけです…
ただ、後半戦に向けて何が出来るかといったらやっぱり良い意味で気持ちを切り替えて進んでいくことだけだと思います。その中でキーマンとして期待していただけるのは本当にありがたいことなので、その期待に応えられるように頑張りたいです!
ーー慶應としては、しっかり切り替えて後半戦での巻き返しを図りたいところですね!
キャプテンからは「翼が打つのが一番ベンチの空気が良くなる気がする。」とのコメントがあったのですが、チームの雰囲気を保つために意識していることなどはありますか?
ほんとですか?(笑)
特に意識しているようなことはないんですけど、強いて言うならイジりやすいような空気感を作っていることですかね?後輩たちにも遠慮はして欲しくないので、そんなにピリピリとした雰囲気は出していないつもりです。あとは、ない体力を振り絞ってチーム全体でなるべく明るい雰囲気は作ろうと思っています!
ーー個人的には、練習中に学年関係なく色々な人に話しかけてコミュニケーションを図っているのが非常に印象的です。そういう所からも雰囲気が作られているのかもしれませんね!
後輩という話が出ましたが、慶應は1・2年生に外野手が多く、レギュラー争いも熾烈なのではないかと思います。その中でも自分のアピールポイントはどこだと考えていますか?
そうですね、自分のアピールポイントは出塁能力とたまに出る長打かなと思います。ただ、同じ外野手の後輩たちも良い選手ばかりなのでプレー以外でも貢献したいという気持ちは強いです。声掛けや雰囲気作りで後輩たちがプレーしやすい環境は最高学年として作っていきたいです。
ーー統計的に見ても私のイメージからしても、出塁率の高さを感じます!
では、どのようなことを考えていつもバッターボックスに入っているのでしょうか?
今打席に立つ時に1番意識しているのはとにかくボールを長く見ることですね。これが四球数増加に繋がってると思います。あと今までは綺麗なヒットを追い求めすぎて対応力がついてこなかったのですが、最近はどんな形でもヒットになればOKという風に考えられるようになったので、いろんな球種に対応できるようになったと思います。
ーー考え方を変えるだけでも対応力が上がるのですね!
後半戦に入るにあたって警戒しているピッチャーはいますか?
立教の小林陽人(2年・桜美林)ですかね。2年生だけどストレートが良くて本当に良いピッチャーなのでなんとか打ち崩したいです。普段はとても良い奴なので残り少ない対戦を楽しみたいと思います!
ーー次回の対戦が楽しみですね!
では最後に、リーグ後半戦の意気込みをお願いします!
前半戦は非常に悔いの残る結果に終わってしまったので、後半戦は気持ちを新たにして残り全部勝つくらいの勢いでやっていきたいと思います!そのために個人としてももっと結果を追い求めてチームに貢献したいです!
ーーチームを勢いづける活躍、期待しています!
取材・文:吉川菜花