連盟のために「前」に「進」み続けた6人 理事会編│引退特集2022
「前進」というテーマをリーグ戦に掲げ、それを先頭に立って体現してきた理事会。新型コロナウイルスの影響を受けながらも、連盟員のために現状に目を向け上を目指すことを怠らなかった。2022年度の全試合日程が終わった今、次の世代にバトンを渡す6人はこの1年間をどのように振り返るのか。
〈2022年度理事会〉
理事長 立教・岸本 大輝(新潟明訓)
副理事長 慶應・井上 修吾(芝)
副理事長 早稲田・遠藤 一成(桐光学園)
理事 明治・伊藤 大貴(桜丘)
理事 法政・森山 和紀(工学院)
理事 東京・杉山 紀成(県立浜松北)
ーー1年間、お疲れ様でした。理事としてリコタイを支えた1年間はどうでしたか?大変だったことや、理事になってよかったと思った場面があったら、それも教えてください!
岸本:自分の中では、東京ドームでの交流試合を六大学で開催出来たことが1番の思い出です。自分の大学だけじゃなくて、他の大学の人たちからも「ありがとう」と感謝してもらえたのは本当に嬉しかったです!
井上:確かに去年の東京ドームは大学からの指示もあって紅白戦しかできなかったから、六大学が一堂に会して交流できたのは嬉しかったね。
今年はようやくコロナが明けてきて、合宿など部活の文化そのものを復活させる上で、理事会の使命はすごく責任重大だったと思う。
森山:個人的には東京ドームで理事6人で撮った写真が気に入ってる!宮崎合宿は参加できなかった大学があったから、六大学でイベントができたのはもちろんだけど、ユニホームを着て理事6人が集まったのは最初で最後だった気がするし!
いつも集まるのは会議室だったので(笑)
岸本:立教は宮崎行けなかったね(笑)
宮崎合宿は楽しそうで羨ましかった!
杉山:本当に毎回他の理事の方はもちろん、成績班や広報部の方、助っ人として参加してもらった方など、すべての関係者の方に助けていただいた一年でした。チーム状況に加え、私自身の力不足もあり、ご迷惑ばかりおかけしている中でそれでも優しく対応していただいて感謝しかありません。本当にありがとうございました。
宮崎合宿など大学として参加や開催ができない行事が多い中で、東京ドームに参加できたことは大変貴重な経験となりました!
伊藤:宮崎合宿も東京ドームもめっちゃ楽しかったし、みんなが楽しんでくれて嬉しかったけど結構大変だったね(笑)
やり切った達成感ももちろんあったけど、あの苦労の上で自分達が楽しめていたんだっていうことにも気づけたし、理事の先輩方には感謝しないといけないなって実感しました。
遠藤:初めて六大学が集まることができたっていう面で今年度の東京ドームの開催が理事として1番やり甲斐感じたかな。自分たちの代は入学からコロナで連盟員集まることはそれまで無かったし。
宮崎とかリーグ戦の会場確保とか大変なことばっかりだったけど、どれも実現すると頑張ってよかったと思えることばかりだった!
井上:宮崎合宿の準備にしろリーグ戦の球場確保にしろ、どうにか紙一重で乗り切った場面が何回もあったよね(笑)
皆他のメンバーには表に出さなかったと思うけど、内心めちゃくちゃヒヤヒヤすることばかりだった(笑)
岸本:球場の確保は本当に大変だったね。ただでさえ場所がないのに何試合も雨で流れたりで、ちゃんとリーグ戦終わるのかなって思った時もあった(笑)
ーー6人で多くの時間を過ごしてきたと思いますが、第一印象からイメージが変わった人はいますか?理由やエピソードとかもあったら教えてください!
井上:難しい質問だけど、法政の森山にはすごくギャップを感じました。下級生の時から試合に出続けていて、グラウンドではしゃいでいる彼の姿が第一印象だったんですけど、仕事していくなかで連盟に対する熱い思いを知ったり、ミスが許されない会計を務め上げてくれてめちゃめちゃしっかりしてるんだなと(笑)
森山:ええ嬉しい(笑)
自分的にギャップがあったなていう人はいないです。というのも、試合のときに会話していく中で、みんな自分よりしっかりしてる人ばかりだなと感じていたので、大きなギャップはありませんでした。
でも、理事を一緒に頑張ってきた中で、みんなの連盟に対する思いが強いこと、心から野球を楽しんでいることを改めて感じられた気がします!このメンバーでなければ成し遂げられなかったことも多かったと思うので、みんなには感謝してます!
伊藤:自分的にはかずき(森山和紀)と逆でみんな印象が変わりました。理事メンバーの中で元々知ってる人はかずきしかいない状況で、その他の4人と初めて会ったのは理事会でした。みんな最初は雰囲気が固く、めっちゃ真面目な人達だなっていうのが第一印象です。それでも、一緒にご飯に行ったり、試合したりする中で色々な一面が見えてきて印象がガラッと変わりました。
特に印象が変わったのはだいき(岸本大輝)です。だいきは意外と抜けててチームメイトからいじられているのが意外で、普段の理事会との姿とは全く違いました。試合中でもエラーすることが多くて、たまにファインプレーをすると味方からの驚きの声が出てて面白かったです(笑)
みんな面白い一面があって理事会に行くのがとても楽しかったです!
岸本:そんな風に思われてたのはびっくり!(笑)
たしかに最初の決意表明したときにめちゃくちゃ真面目なこと話したから、そういう印象がついたのかもね。
でもみんなと一緒に過ごす時間が増えていくに連れて心を許せるような関係性になったから、そういう抜けた一面とかも見せられるようになったんだと思う!
俺も大貴(伊藤大貴)と同じで理事会に行ってみんなと会えるのがとても楽しみでした!
ーー最後になりますが、来年の理事達にエールをお願いします!
岸本:自分たちが「前進」をテーマにしたのは、それが今年度の自分たちに与えられた大切な役目であると感じたからです。
先輩方はコロナ禍で多くの活動に制限を設けられ、例年通りの活動が出来ませんでした。その中で、自分たちの代だからこそ出来ることは何かと考えたときに、そのような状況を打開するきっかけを作ることだと思いました。今年度は、テーマ通り多くの活動に関して「前進」するきっかけを作ることが出来た年ではないかと思っています。
来年の理事会をはじめ連盟員の皆様には、自分たちが作ったきっかけをさらに発展させていただくと共に、「自分たちにしか出来ないこと」「自分たちの代だからこそ出来ること」を模索しながら、実りのある1年にしてほしいと思います。
最後に、連盟員の皆様が「この連盟に入って良かった」と心から思えるように各大学の理事たちは頑張って下さい!陰ながら応援しています。
森山:自分たちは岸本理事長のもと、「前進」というテーマを掲げ、今日まで連盟の運営を行ってきました。
理事を務めてから大変なことばかりでしたが、その度に理事の仲間に助けられ、頑張り抜くことができました。だからこそ、新理事の皆さんにも1人で抱え込まないで欲しいと思います。あなた達には、一緒に頑張る理事の仲間、そしてチームメイトがいます!ときには周りに頼りながら、新理事のメンバー「らしさ」を出して、頑張ってください!
自分はこの連盟に入って、理事をできて本当に良かったと思います!みんなも来年、そう思えるような連盟を作り上げてください!岸本理事長の陰から応援してます!!
井上:本格的に新型コロナウイルスが収まってきて、リーグ戦や宮崎合宿以外にも色々挑戦できることが増えてくると思います。自分達の代では「前進」をテーマにし、コロナ禍以前の部活文化を取り戻すことを目標に1年間過ごしてきましたが、新理事たちにはそれをさらに超えてもらい、連盟をより進化させてほしいです。うまくいかないこともあると思いますが、めげずに1年間頑張ってください!
遠藤:自分としては色々なことに挑戦してみて欲しいです。
自分たちがやりたい、やってみようと思ったことはまず実現のために動いてみる。そうすることで大変なことも増えるかもしれないですが、それを理事みんなで協力して実現できた時は、200名以上在籍するこの連盟を動かす理事だからこそ感じることが出来る喜びなどがあると思います。
連盟員のことを考え、その代表としての自覚を持って、沢山のことに挑戦してみてください!
杉山:来年度は今年度よりもさらにできることが増え、今まで難しかったことができるようになると思うので、もっと連盟を活性化して欲しいと思います。
一方で、混雑が増えて球場が取りにくくなるなど、困難なことも増えるかと思います。やることが多い中で責任も伴い、大変な仕事になるとは思いますが、他の理事や連盟員がきっと協力してくれます。
私自身、本当に多くの方に協力していただいてここまでやってこれました。困った時は、頼りになる先代の理事達がいますから相談してみても良いかもしれません。
周りへの感謝を忘れずに、団結して困難を乗り切り、より良い連盟の活動を目指してもらえると良いなと思います。1年間頑張ってください。
伊藤:来年度は新型コロナウイルスが本格的に収まって今年度よりも活動がしやすくなると思います。今の2年生も入学して連盟に所属したものの満足のいく活動が取れなかったたと思います。その分、来年度は様々なことに挑戦して連盟のみんなを存分に楽しませてあげて下さい!
連盟を運営するにあたって様々な問題にぶつかり、悩まされ不安に思うこともあると思います。私たちの代も色々な問題にぶつかりました。しかし、その度に理事同士で協力し、乗り越えてきました。今年も頼りになる理事達が集まったと思います。もし壁にぶつかった時はお互いに協力し、助け合って乗り越えていってください!そして、この連盟をより良い連盟にして欲しいです!
連盟を支えてる自覚と責任を忘れずに1年間頑張って下さい!応援しています!
1年間、お疲れ様でした!!
取材・編集:浅野希子