豪華!六大最強慶應投手陣の胸中に迫る
慶應義塾大学4年ぶりリーグ優勝に大きく貢献した慶應の個性派7投手をご存じだろうか。総合力投手・林克樹(桐光学園)、リーグ№1剛速球・上田裕介(都立三田)、Mr.クオリティースタート・宮田駿二(都立青山)、期待の高身長イケメン右腕・永樂拓磨(成城)、チーム1のマッチョアンダースロー・河本龍斗(慶應義塾)、法政戦で鮮烈デビュー・小峯丈明(慶應義塾)、高身長本格派左腕・山本恭平(船橋東)のことである。今回の対談では、普段聞くことのないような投手ならではの考えや想いなど赤裸々に語りあってもらった。
ーー慶應投手陣は防御率2.54と六大学トップクラスを誇っているがそれについてはどう思うか。
宮田: 防御率については、慶應は守備も固いのでいい記録が残っていると思います。守備のみなさんは、エラーを差し引いてもお釣りが来るほどのファインプレーをしてくれてる。
上田: 宮田が先発で試合作ってくれるのはもちろん、後ろに林さんがいてくれるので皆安心して自分のピッチングができていたのが防御率の良さにつながったと思います。
林: いいピッチャーが沢山いる分、いい意味でペース配分せずにみんな目の前の打者を全力で抑えれたことが防御率の低さに繋がったよね。
河本: この質問、僕、非常にコメントしづらいんですけどみなさんの防御率が低すぎて怖いので、僕が全力で引き上げてます。
上田: 河本の防御率上昇には俺も協力させてもらった。自責点3つプレゼントしました。
河本: お力添え、誠にありがとうございました。
林: そして上田の防御率上昇を防ぎました。まあとにかく、大崩れせず10勝を挙げれたのは宮田の当たり前のようなクオリティスタートのおかげでしかないよね。
上田: 同意
河本: 間違いないです。
宮田: あざす。高校の時と違って後ろに頼りになる人達が揃っているのでメンタル的にも投げやすいです。
ーー互いのことはどう思っていますか。先輩後輩関係なく何か物申したいことがあったらどうぞ。
林: 最上級生として思うのは、先輩後輩関係なく投手陣という関係性で入られてるのが居心地がいいです。
宮田: みんな自分が持ってない長所を持っているので野球って面白いなと思います。
上田: みんなのコントロールに憧れます。
永樂: みんなコントロールが良くて本当に羨ましいです。
宮田: 林さんの言う通り先輩後輩ってよりは投手陣って感じがします。
河本: 先輩方みなさんがとても優しいので、楽しく野球に打ち込めています。
上田: 上下関係は確かにあんまりないよね。
林: それぞれ違うっていうのを分かってるから認め合える存在だな。
上田: あと、みんな向上心持って練習取り組んでるところが好きです。フォームも他の人が意識してるポイントを取り入れてみたりとかですね
林: たしかに、毎回の練習でみんな新しい変化球投げようとしてるよな。
河本: 投げれてるかどうかは別としてですね(笑)全員タイプが違うから、同じことはできないけど、考え方として知ることは大事だと思います。
上田: そうだね、そのために大事なコミュニケーションがこのメンバーだと取りやすいね!
河本: あと体幹トレーニングをみんなで一緒にやってるのもいいとこだと思います。
林: トレーニング系のメニューは1年生の河本が主体となってるやってくれてます。
河本: そこしか出る幕ないので(笑)林さんのお腹をなんとかするというトレーニングチーフの使命を果たせず申し訳ないです。
林: ベルトが閉まらなくなってきたので、責任とってもらっていいですか?(笑)
上田: トレーニング終了後の満足度は高かったですけどね。
上田:あと、林さんの評価が首脳陣から低いことはみんな疑問に思ってますよね。
河本: なかなか攻めますね(笑)
上田: 打席立つと打ちやすいのかもしれないですけど、変化球の多さ、真っ直ぐのキレ、コントロール、ピッチャーから見たらお手本です。メンタル除いたらですけど、、
林: それな、宮田のメンタルほしい。
宮田: 豆腐メンタル(笑)
上田: 宮田の投げてる時の心情知りたい(笑)
宮田: 何考えてるかなあ。目の前のバッターをアウトにとることしか考えてないですね。あとはここでランナー出したらあいつにチャンスで回りそうとか。
林 :ベンチの声って聞こえてる?
宮田:めっちゃ聞こえてますよ!
上田: めっちゃ聞こえる(笑)
河本: 自分あんまり聞こえてないです(笑)
宮田: ベンチの指示とか野手の声掛けはだいたい耳に入ってます。
林: 俺も根井の声は聞こえる。
宮田: そうそう
上田: 根井の声かけはありがたい。
河本: 良くも悪くも周り見えなくなるタイプなので、ヤジも聞こえなければ、指示も聞こえないです