後半戦での巻き返しを誓う投打のキーマン! 注目選手インタビュー|慶應義塾大学編

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後半戦のキーマンを紹介していく今回の特集、2番目は慶應。
前半戦は苦しい試合が続いたが、その中でも毎試合スタメンとしてチームを支えてきた2人の3年生が選出された。普段から心がけていることや後半戦への意気込みなどを語ってもらった。

#37 小峯丈明(3年・慶應義塾)

早稲田戦での良い感覚を後半戦につなげることが出来るか

ーー後半戦のキーマンに選出されましたが、前半戦の振り返りも併せてどうですか?

弱気になってると思われるかもしれませんが、正直責任の方が重く感じています。先発という立場柄、試合に対する影響力が大きく、実際に前半戦においてチームに良い貢献ができなかったので。
最後の早稲田戦では試合には負けてしまいましたが、良いボールが投げられた感覚がありました。これをきっかけに後半戦はチームとして、自分としても良いスタートを切れるように全力を尽くします。

ーー前半戦最後の試合で良い感覚が得られたというのは大きいですね!
選出にあたって、キャプテンからは「いつもゲームメイクをしっかりしてくれるのでありがたい。引き続き頑張って欲しい。」というコメントがありました。試合に臨むうえで心がけていることはありますか?

2つあります。
1つ目は初回の立ち上がりです。立教と法政の第1戦目において、両戦とも初回に点を取られ、試合に負けてしまいました。初回を抑えるか否かは試合の流れを左右する重大な事柄です。そのため試合に臨む際は初回の立ち上がり、なおかつフォアボールを出さないことを意識しています。実際に慶應の第3戦目以降は初回を抑えることができたので、これを継続していくと同時に、もっと長いイニングを投げて同じポジションの河本(3年・河本龍斗)を楽に投げさせたいという思いも強いです。
2つ目はルーティンを崩さないことです。私は多々ルーティンを有しています。初回のマウンドに上がる前に5回ジャンプをすることや塁線を跨ぐ際は右足で跨ぐなどです。他にも多々あるので、興味のある方は是非見つけてみてください。

ーージャンプすることには気づきましたが、塁線を跨ぐ足は気づかなかったです!私も今度見つけてみたいと思います(笑)
ルーティンは気持ちを作ることにも繋がると思いますが、苦しい場面でも自分の気持ちを保つ方法などはありますか?

周りの顔を見ることです。やはり苦しい場面だと色々と単調になってしまいがちなので、視野を広くするためや客観的な視点を取り入れるために、周りを意識しています。加えてありがたいことに慶應のベンチは声がよく出ているので、マウンドにいてもよく声が私に届きます。私はマウンドにいても、あえてその声にレスポンスすることで、自分の気持ちを落ち着かせているということもあります。
前半戦ではピンチの場面で仲間にタイムをとってもらう機会しかありませんでした。そのため後半戦では、以前は行っていたことなのですが、自分でタイムをとって深呼吸をすることも再度取り入れたいと思います。

ーーチーム一丸となって戦うのは慶應の強みでもありますよね!
いつも試合の動画は全てチェックしているのが印象的なのですが、どのような所を見ているのでしょうか?

具体的には投球フォームに関して自己のイメージとの乖離(かいり)度合いを見ています。恐らくプレイヤーは誰でも理想のフォーム像を持っていると思います。しかし試合でのフォームは少なからず理想像と違う部分が出てくるはずです。そのため動作内で意識的に気をつけている部分でも、本当にその動きで合っているとは限らないので、客観的な視点を取り入れるために毎試合確認しています。
マネージャーの皆さん、今まで夏の暑い日も、12月の寒い日も動画に限らずたくさんのサポートをしてくれてありがとうございます。

ーー毎試合のフォームの微調整が良い投球に繋がっていくのですね!
自分を客観視できるだけでなく周囲にも気を遣える部分が小峯選手の強みでもありますね!
では最後に、リーグ後半戦の意気込みをお願いします!

ありがとうございます(笑)
前半戦はチームに良い結果をもたらすことができなかったので、後半戦は気持ちを切り替えて、チームが勝つことを第一条件に考えて投げ抜きます。慶應は現時点では5位ですが、残りの5戦を全勝して優勝争いに参加できるよう全力で頑張ります!

ーーチーム全員で優勝に向かって頑張りたいですね!

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