慶應、中盤の猛攻で立教に逆転勝利!|立教×慶應 2回戦
♢立教3-8慶應
21日・伊勢原サンシャインスタジアム
真夏の厳しい暑さが身に染みるなかで迎えた、立教対慶應の第2回戦。先制を許した慶應だったが、4回裏に打線が爆発し、一挙7得点をあげるビッグイニングで一気に逆転に成功する。7回表に立教の反撃を浴びたものの、慶應がリードを死守。熱い戦いを制し、見事勝利を収めた。
1回の表、慶應は立教の3番・小原佑斗(都立小山台)にセンターへの安打、続く4番・木村航太朗(県立日立第一)もライトへの安打を許し、二死1,3塁のピンチを迎える。しかし、ここは慶應の先発・向井健二(都立駒場)が粘りのピッチングで後続を抑え、無失点で切り抜けた。

1回の裏、慶應は3番・髙村泰彰(県立水戸第一)がライトへの安打を放ったものの、後続を打ち取られ無得点で終わる。お互いにランナーを出しながらも、スコアボードに0が並ぶ立ち上がりとなった。
2回表、先に流れを呼び込んだのは立教。先頭の6番・甲斐惟畿(桃山学院)がレフトへの安打を放つと、すぐさま盗塁を決め、1アウトながら2塁にランナーを進める形となった。その後、内野ゴロの間に走者を3塁へ進めると、続く場面で暴投により3塁走者が生還し、立教は先制点を奪う。
試合が大きく動いたのは4回の裏、1点を追う慶應は先頭の2番・西尾嘉顕(世田谷学園)が四球を選んで出塁すると、続く打者の打球が立教の失策を誘い無死満塁とする。この好機で、5番・大内康聖(県立水戸第一)がライトへの二塁打を放ち走者が生還。2点をあげて逆転に成功する。なおも好機が続くなか、一死2,3塁で相手投手のボーク、さらに一死2塁の場面で暴投の間にそれぞれ1点ずつを追加し、この時点で計4点を奪う猛攻を見せる。

その後、二死とされるものの慶應の勢いは止まらない。8番・増田尚真(麻布)がセンターへ安打を放ち2塁へ到達すると、続く打者が死球を受け二死1,2塁と再び好機を演出。ここで1番・溝江翔太(明治大学附属明治)がレフトへ安打を放ち1点を追加すると、相手の失策も重なり最後は2番・西尾のレフトへ安打でさらに2点を追加。慶應はこの回、打者一巡の猛攻で一挙7得点をあげ、試合をひっくり返した。

その後、慶應は6回裏にも1点を追加し、リードを広げる。
点差を縮めたい立教は直後の7回表、反撃に出る。立教は5番・石附士道(佼成学園)がライトへの安打、続く打者が四球を選び、さらに7番・田中歩武(県立厚木)も内野安打を放ち一死満塁のチャンスを作る。ここで8番・足達優斗(米子北)が適時内野安打を放ち1点を追加すると、続く場面で暴投の間にさらに1点を加え、この回計2点を獲得した。
しかし、8回、9回は慶應の後続の投手が立教打線を完璧に打ち取り、慶應が見事勝利を収めた。
この試合で5回1失点の好投を見せ、勝ち投手となった慶應の先発・向井は「バックがしっかり守ってくれたおかげで、リズム良く投げることができました。失点は自分の甘さが出た部分もあるので、次回はそこを修正して、より長いイニングを投げられるように頑張ります。」と試合を振り返った。
1点を追う展開から、4回裏に7得点を奪って試合をひっくり返した慶應は好機で一気に畳み掛ける打線の繋がりが今回の勝利の大きな要因となった。終盤に立教の反撃を受け、満塁の窮地に立たされながらも、救援投手陣が意地を見せてリードを守りきった点も評価できる。投打の噛み合ったこの白星は、慶應にとって価値のある1勝となった。
文:富樫爽央


