リーグ戦連覇なるか?!注目選手インタビュー│慶應
開幕からおよそ2週間。昨シーズン全ての大学から勝ち点を挙げ、リーグ戦優勝を遂げた慶應が初戦を迎える。
春に多くの新入生を迎え、さらに選手層の厚いチームとなった慶應。今回、チームメイトへアンケートを実施し、今シーズン特に活躍が期待される3選手へインタビューを行った。高いポテンシャルを持った個性豊かな選手のプレーを心待ちにしていただきたい。
宇高恭平(3年・厚木)
ーー抜群の打撃センスで、主力として活躍するだろうとの声が多数挙がりました。率直にお気持ちを聞かせてください。
率直に嬉しいです。周りから期待されているバッティングで、今後チームに貢献できるように頑張りたいです。
ーーバッティングフォームが特徴的ですが、何か理由があるのですか?
高校の時にノーステップに変えて、ミート力が向上しました。ノーステップにする利点は、真っ直ぐの球を待っていても変化球に対応することができる点です。
ーーノーステップ打法ですか。初めて聞きました。どんな球種にも対応できるのは宇高さんの強みですね!
ーーそんな高い打力を持つ宇高さんですが、爆発力のある打撃をするためにどのような練習を行っているのでしょうか?
高校の冬にやっていたティーバッティングが今の基礎になっています。これも、よく特徴的だと言われますが、自分では気に入っています。
ーーでは、ラストシーズンに向けて意気込みをお願いします!
今年はコロナウイルスの影響で、何試合できるか先が不透明です。そのため、一戦必勝でやっていきたいと思います。
田中翔太(2年・慶應義塾)
ーー田中翔太選手といえば、キャッチング技術に定評がありますよね!
率直に嬉しいです!
球がミットに吸い込まれるみたいだ、体が小さいからミットが大きく見えて逆に投げやすい、脚が短いから構えやすいのだろうなど…色々なお褒めの言葉を頂きます。
やかましいです。(笑)
ーー昨年は正捕手の加藤さん(加藤奨大・OB)と共にスタメンマスクをかぶっていましたが、1年目と2年目で何か心境に変化はありますか?
去年は「ミスをしてしまっても加藤さんがいるから大丈夫!」という気持ちで、思い切ってプレーしていた印象です。先輩がいる中で今年も試合に出場させてもらう機会があれば、自分が”守備の要”だという自覚を強く持って、チームを引っ張る役割を果たしていきたいと思います。
ーー慶應はタイプの異なった魅力的な投手がそろっていますね。どのように投手陣をリードしていきたいですか?
そうですね。速球派・技巧派というような単純な括りでは収まりきらない、様々なタイプがいるので難しいです。
相手打者の特徴を考えた配球も大切ですが、それぞれの投手の個性を活かし、投手が気持ちよく投げることのできる配球を意識したいです。
ーー最後に、今シーズンの意気込みをお願いします!
少ない試合数ですが、その中で全勝できるように、六大学リコタイを代表する捕手を目指して頑張ります!
日比谷元樹(1年・慶應義塾)
ーー練習も少しずつですが始まりましたね。リコタイの雰囲気はどうですか?
野球の技術だけでなく、取り組む姿勢や社会でのマナー・態度も教わっています。上下関係もしっかりしていますが、先輩方は優しく、時に厳しく接してくださいます。
ーー140km/hに迫るノビのある直球・多彩な変化球と制球力が魅力との声が挙がっています。率直にお気持ちを聞かせてください。
見栄を張って最速140km/hと言っていますが、実際は130km/hも出ていません。
小さな期待と優しい眼差しで見守っていただけると幸いです。
ーーチーム内で注目している選手はいますか?
内野健太選手(1年・慶應義塾)です。
高校時代はよくバッテリーを組んでいたのですが、捕手だけでなく投手もこなすクレバーな選手です。強肩強打でありながら、得意な変化球のシュートは天下一品。何と言っても、素敵な笑顔とその佇まいはリーグNo.1です!
ーー今シーズン、どんなところに注目してほしいですか?意気込みを聞かせてください!
ただやみくもに練習をするのではなく、考え抜いてプレーをした上で試合を楽しむということを意識しています。「ENJOY and THINKING BASEBALL」の体現に注目していただきたいです。
ーー”考え抜いて”というのは、その日の練習で目標を立て実践しているということですか?
そうですね。練習の意図と効率を意識しているつもりです!
ーーなるほど。活躍を期待しています!
24日に控える慶應の初戦。今回紹介した選手はもちろん、去年は惜しくも出場が叶わなかった実力のある選手が慶應には大勢いる。昨シーズン、リーグ優勝を果たした”陸の王者”が連覇となるか?今年も慶應から目が離せない!
ぜひ、player!による試合速報を用いて、熱戦をリアルタイムで感じていただきたい。
文・花原彩夏