一意奮闘!慶應×立教 主将・副主将対談

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第2戦は、初戦を迎える慶應と開幕戦で勝利し勢いづいている立教の試合。
昨シーズンは慶應が無敗優勝するかと思われたが、それを阻止したのが立教である。そんな一戦から時が経ち、今度は新チームとしての対戦となる。試合を控えた両チームの主将・副主将に互いの印象や試合への想いを語ってもらった。(慶應主将:根井優成、副主将:川埜直人/立教主将:廣田祐大、副主将:上野貴洋


ーー今回対戦するにあたって、相手チームの主将・副主将の印象はいかがですか?

上野:根井さんは何やらとんでもない野球脳の良さだと聞いていたので、キャプテンの今年はどんな戦術を使ってくるのか楽しみです。根井さんの頭脳対策しておきます。(笑)
川埜さんはチャンスメーカーという印象です。山口さんや井村さんの前にいたこともあって、余計に出塁させたくない選手でした!

根井:流れはいつも考えています。今までの知識と経験をフルに使って、どういう状況でどういう戦術を使えばいいっていうのは考えています。今年は去年と全く違うチームなので戦術はガラッと変わると思います!

川埜:廣田さんは、打席での雰囲気があり怖い打者だなという印象です。去年の立教戦でも、自分が外野を守っていたときに長打を打たれたのを覚えています。
上野さんは、去年から中軸を打っている強打者なので、土曜日の試合では慶應投手陣に頑張って抑えてもらいたいです!

廣田:僕は去年ずっとDHだったので、ベンチから慶應の打者はよく見てました。根井さんも川埜さんも粘り強く簡単にはアウトにならない印象です。
とくに川埜さんは積極的なのに選球眼が良い、一番いやな打者だと感じてました。そんな打者に怖い打者と言ってもらって嬉しいです。

ーー昨シーズン慶應の連勝を止めた立教ですが、今年の慶應の印象はどうですか?

廣田:慶應はとにかく守備が固い印象ですね。特に去年の主力ピッチャーがほとんど残っているので打ち崩すのに苦戦しそうです。

上野:私も今年の慶應は守備が強みでロースコアゲームになるのかなと予想しています。宮田君(3年・宮田駿二)はじめ去年から活躍していた好投手揃いなので、立教打線とどんな戦いを見せるのか楽しみです!
一方で攻撃面はどんな色になるのかわからないのですが…
どんな打線なのですか?(笑)

根井:今年は去年のような破壊力はありませんが、小技や足を絡めながら繋いでいく打線だと思います!

上野:そうなんですね!!ひっかき回される野球は内野で守っててやりづらいので、手加減お願いします。(笑)

ーー先日の東大戦では打線が爆発していた印象ですが、立教の強みはやはり打撃力ですか?

上野:はい!昨年の主軸と新戦力が混ざり合って、いい打線になっていると思います!

廣田:自分も打力が強みだと思います!

ーーでは、慶應のお二人は今シーズンのチームの強みは何だとお考えですか?

根井:やはり投手陣だと思います。昨年から投げているピッチャーが5人ほどいて、今年はさらに磨きがかかっています。それぞれに個性があるので、多彩なバリエーションで継投を考えることができます。1年生にも期待の新星が入ってきたので投手陣は盤石と言えます。
投手陣を中心に守りからリズムを作り、ロースコアで接戦をモノにしたいです。

川埜:ポジションの関係で昨年はあまり出場機会がなかった者でも力のある打者も複数いるので、そこが機能してくれば良い打線になってくると思います。

ーーでは、コロナ禍で満足に活動が行えない中、数少ない練習で工夫した点はありますか?両チームのキャプテン、お願いします!

廣田:うちはとにかく実戦経験を積みたかったので紅白戦をたくさん組みました。その中でいろんなピッチャーに対応できるよう各ピッチャーに当たるように打線を組みました。

根井:似ているんですけれど基礎的な練習もやりつつ、コロナ前より実戦形式の比重を増やしたという感じです。その中で気づいた点が周りから出たらその確認練習をしてミスを減らせるように、という考えをもって練習を工夫していました。

ーー最後にそれぞれ意気込みをお願いします!

根井:できることをしっかりとやればおのずと結果はついてくると思うので全力で頑張ります。
投手陣を中心に守りからリズムを作り、ロースコアのゲームを制したいと思います。

廣田:チャンスはそう多くないと思うので、その少ないチャンスをモノにして勝ち切りたいです。挑戦者として立ち向かいます。

川埜:一試合制で例年以上に大事な初戦になるので、何としてでも勝ちたいと思います!

上野:東大戦に引き続き、いいチームと戦えることがとても楽しみです!
今年は全勝するので、次も立教らしく楽しんで勝ちたいと思います!
強力な投手陣の全員と対戦できるように、打ちまくります。


厚みの増した投手陣が注目の慶應が勝つのか。それとも打撃力が魅力の立教が勝つのか。
勝利の女神はどちらに微笑むのだろう。目の離せない一戦になることは間違いない。

取材:花原彩夏  文:吉川菜花

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