長橋のサヨナラ打で慶應が早慶戦を制す!| リーグ開幕戦詳報

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サヨナラの瞬間、駆け出す慶應の選手たち

上田の好投と伏兵の一打が呼び込んだサヨナラ

9回表、早稲田はここまで3打数3安打と絶好調の8番巻島賢樹が先頭で死球を受け出塁すると、 1死一、二塁のチャンスで打席には再び相原。後がない慶應は、ここで最速140kmの剛腕・上田がギアを上げる。相原を直球で三球三振に打ち取ると、続く3番山下からも空振り三振を奪う圧巻のピッチングを披露。昨シーズンも早稲田相手に好投を見せていた上田が、9回裏の攻撃に流れを呼び込んだ。

こちらも7回から好リリーフを見せていた早稲田の多田雄一が9回裏も続投。先頭の8番加藤奨大は平凡なサードゴロに倒れたかに見えたが、渡辺泰樹の送球が乱れて同点のランナーがノーアウトで出塁。押せ押せムードの慶應は続く9番五十嵐捷 が前進していたセンターの頭上を越える三塁打を放ち、土壇場で2-2の同点に。たまらず守備のタイムを取った早稲田だったが、一死後2番長橋一徹に前進守備の二塁手の横を抜けるサヨナラヒットを許し万事休す。併殺を狙った敬遠策なども考えられただけに、悔いの残る敗戦となった。

リーグ第二戦は早稲田が4月28日に法政、慶應は4月29日に東京と(会場はいずれもダイワハウススタジアム八王子)対戦する。

 

(チーム5安打中3安打を放ち打率10割の)早稲田・巻島外野手:「練習で取り組んだロングティーが良かったのだと思う。このまま首位打者を狙っていきたい」

写真・文:小池颯

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