打順組み換えが奏功… 粘る東大に打ち勝ち明治が最下位転落を回避 |明治×東大 1回戦早版

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◇30日・八王子上柚木公園野球場

結果

チーム123456789
明治200031002
東京001202000

 

3番・セカンドで起用された田中雅哉(日大二)

 

不順な天候で開催が危ぶまれた今季の初顔合わせ。粘る東大を振り切った明治が今季2勝目を手にした。

試合開始前時点で明治が1勝3敗の5位、東大が0勝4敗の6位。敗れれば最下位に並ばれるというプレッシャーのかかる試合で、明治は不動の上位打線を組み替える賭けに出る。まずは長打力を武器に5番打者として定着し始めたルーキー伊藤秀真(都新宿)を1番に抜擢。これに伴い長く1番を務めてきた田中雅哉(日大二)を3番に移し、田中と同じくリコタイJAPAN帰りの丸山隆馬(明大中野八王子)を4番に据える新オーダーを披露した。
 これがいきなり吉と出る。1回表、まっさらなバッターボックスに入った伊藤がいきなりの二塁打で出塁すると、一死後3番田中雅が四球でつなぎ4番丸山も内野安打。あっという間に一死満塁のチャンスを作り、続く5番梶優介(掛川西)の犠飛と6番寺拝の右安打で幸先よく2点を先制した。このあと先発の川上裕陽(甲南)が東大打線につかまり逆転を許すが、5回にも田中雅と丸山の連続タイムリーですぐさま再逆転。中村貫太(明大中野)ー斎藤聖夢(熊毛南)と繋ぎ、8-5で3点をリードした最終回はエース上野雄大(千葉東)がきっちりと3人で打ち取って試合を終わらせた。

2番手・中村貫太(明大中野)

  

東大は4回に重松航(都武蔵)、岩切一磨(白陵)、安倍深月(金沢泉丘)の3連打で逆転するなど打線が粘りを見せたが、1点差に迫った6回の満塁機を活かせず。全大学との1回戦を終え、未だ無勝利に終わっている。

文:小池颯

 

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