5回10安打!打線復活の明治が東大に引導を渡す | 明治×東大 2回戦

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◇3日・上柚木公園野球場

結果

チーム12345RH
明治02150010
東京0001012

約2ヶ月前に行われた明治-東京第1戦では逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームを制した明治。一方負けたら明治へ勝点献上となる、後がない東京。降雨により5回コールドゲームとなった3日、勝利の女神は明治に微笑み、明治は今季1つ目の勝点を獲得した。

久々の猛打賞となった丸山隆馬(明大中野八王子)

試合が動いたのは2回。キャプテン小川剛史(高田)がレフト前へ2塁打を放つと、富岡俊平(城東)のセンター前タイムリーヒットで先制に成功。さらに富岡の好走塁でチャンスを広げると、瀧口大翔(城東)がうまくレフト前へ運び、2-0。そして3回にも順調に1点を追加し迎えた4回がビッグイニングとなった。この回先頭の富岡俊平(城東)が2打席連続安打で出塁すると、丸山隆馬(明大中野八王子)もセンター前へ。相手のエラーに乗じて2点を追加し、さらに続く無死1,2塁の好機で後藤魁(相模原)がライトへのタイムリーツーベース。1年次から4番を張っていた明治の打点製造機がこの試合でも3打点。8-0と東大に大きく差をつけた。

明治の先発は昨季リーグ最多奪三振の上野雄大(千葉東)。3回までを三者凡退、4回1失点6奪三振の安定したピッチングで東大打線を封じ、存在感を発揮した。5回は、この回から上野に代わりマウンドに上がった2年生右腕・齋藤聖夢(熊毛南)が危なげなく3人で締め、東大の追撃を許さなかった。

明治の絶対的エース・上野雄大(千葉東)

5回終了後、降雨により一時中断を挟むが天候が回復せず5回降雨コールドでゲームセット。前日の敗戦から切り替え投打のかみ合った明治は今季初の勝点獲得となった。

東大は初登板の2年生・吉川直樹が5回までを1人で投げ抜いたが、味方の援護に恵まれず黒星を喫した。

明治の次戦は22日。間が空くが、勝てば勝点獲得、負ければ勝点献上の対法政第3戦。山形合宿を経てレベルアップした明治の戦いぶりに注目だ。

一方東大の次戦は9日の対早稲田。未だ勝利のない東大だが、昨年度覇者に打ち勝ち、早稲田打線を封じて初白星となるか。

文:山田美祐

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