まだまだ続く立教旋風!法政を下していざ首位決戦へ|立教×法政 3回戦

Pocket

                                       

◇3日・ダイワハウススタジアム八王子

                                       

結果

チーム123456789RH
立教00000400129
法政00000200036

                                       

9回ウラ 無死満塁のピンチを抑え初セーブを挙げた永井秀明(多摩)

                                       

1勝1敗で迎えた立法戦の第3ラウンドは立教が接戦で勝利。2つ目の勝点を獲得し、暫定順位で2位に浮上した。

                                       

                                       

立教先発・野口優希(川越東)は8回2失点の好投で2勝目。9回の1イニングを無失点に抑えた永井秀明(多摩)は大学初セーブとなった。打線は0-0で迎えた6回、3番・負田圭亮(湘南学園)と4番・水町和(福井商)の連打を含む打者9人の猛攻で4点を先制。9回にも相手バッテリーのミスから追加点を奪い、最後まで法政にリードを許さず逃げ切った。

完投勝利を挙げた9月3日の早稲田戦以来の先発となった2年生左腕の野口は、直球と変化球を小気味よく織り交ぜて終始安定した投球を披露。6回に法政の4番・加藤比呂(修徳)に打たれたタイムリーのみに失点を抑え、8回を危なげなく投げ終えた。主将の赤崎南斗(桐光学園)が「序盤は相手投手をなかなか打ち崩せず苦しい展開だったが、野口が流れを法政に渡さなかった」と語るように、ロースコアの接戦をモノにしたこの一勝は優勝へ向けて非常に明るい材料だ。来週の10日(木)には首位・早稲田との直接対決が控える。負けた方は自力優勝が消滅するという大一番を前に、赤崎は「優勝しか見ていません」と力強く口にした。

3安打を放ち殊勲の働きを見せた負田圭亮(湘南学園)

                                       

法政はシーズン途中でチームを離れたエースの平山皓太朗(鶴嶺)から背番号18を引き継いだ三浦斎生(明星)を先発に起用。稀代のルーキー右腕は5回まで完璧なピッチングを見せていたものの、6回に集中打を浴びた。3点ビハインドで迎えた9回ウラにはこの回からマウンドに上がった立教2番手・永井から無死満塁の大チャンスを作るも、ここでもあと一本が出ず。6日の慶應2回戦に敗れれば勝点1の5位が確定するという厳しい状況に追い込まれた。

                                       

文:小池颯 写真:柳田真佑 編集:鶴井彩央

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です