MVPは期待の大物ルーキー!日比谷元樹(慶應義塾)|立教×慶應 試合後インタビュー

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3回無失点6奪三振。慶應の大物ルーキー・日比谷が鮮烈なデビューを飾った。小学校二年生で野球を始めた彼は中学卒業まで投手を務めるものの、名門・慶應義塾高等学校では捕手へのコンバートを経験。投手一筋の野球人生を歩んできたわけではなかった。しかし、捕手としてもベンチ入りを果たすなど底知れぬポテンシャルを見せ、投手に復帰した3年の春・夏には見事公式戦のマウンドへ。そんな才能溢れる日比谷に大学初登板の感想と次戦への意気込みを語ってもらった。


 
 
 
3回6奪三振の快投を見せた日比谷元樹(慶應義塾)
 
 
 

ーー入部後初登板ながらMVPに輝きました。今の率直な気持ちをお聞かせください。

選ばれたことはとても嬉しいです。
何よりも初めての公式戦で接戦を制することができて良かったです!

ーー両者一歩も譲れないタイブレークでは、ものすごい緊張感がありましたね。どのような気持ちで投げていましたか?

入部して早々負け投手になるのだけは避けかったので、怯えながら投げていました。

ーーそんな中でもあの圧巻のピッチングを見せてくれましたが、何かマウンドで考えていることや心がけていることはありますか?

考えすぎると力んでしまうので特に何も考えていませんが、気を抜かないようには心がけています!

ーー入部後初めて試合に参加して、改めて感じたチームの良さはありましたか?

翔太さん(2年・田中翔太)は高校でもバッテリーを組んだことがあり、体型も良くとても投げやすかったです。登板前には上田さん(3年・上田裕介)や宮田さん(3年・宮田駿二)がアドバイスをくださったりと、他の先輩方も優しく声をかけてくださいました。また、回が終わって戻る時もベンチみんなで明るく迎えてくれて雰囲気の良さを感じました。ベンチの雰囲気と居心地がとても良く、これからの試合もすごく楽しみです。

ーー登板中にもベンチからはたくさんの声援が飛んでいましたが、日比谷選手には届いていましたか?

全て聞こえていました!
両ベンチから色々な声が聞こえてきて楽しかったです。

ーーでは、対戦したバッターの中で印象に残っている選手はいますか?

3番の水町さん(2年・水町和葵)はいいバッターだと聞いていたので気持ちを入れて投げました。
打線の中でも1番オーラを感じたバッターでした。

ーーそんな水町選手が、「回転が綺麗でキレキレだった。ピンチの時にベストボールを投げられる精神力も素晴らしい!」と絶賛していましたが、いかがですか?

嬉しいです。ありがとうございます。
次も三振を取れるようにがんばります!

ーー次の対戦も楽しみにしています!最後に、これからの試合への意気込みをお願いします。

ホームランが打ちたいです。次はバッティングでMVPに選ばれるように頑張ります!
ピッチングでも慶應の優勝に貢献できるよう、無失点を続けたいです。

 
 
 

先日MVPを獲得した好打者・水町をも唸らせる圧巻のピッチングを見せた日比谷。だが、慶應には数多くの名投手が揃っていることを忘れてはならない。今後も彼らを中心とした守りに強い王者の姿を見ることができるだろう。

 
 
 

取材・文:米倉志織

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