「勝ち続けることの難しさ」を痛感した1年。-慶應義塾大学理工学部体育会硬式野球部のラストメッセージ-

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#39 五十嵐捷(横浜翠嵐)

小3で野球を始め、約13年間の野球人生が幕を閉じました。小学校から大学までほぼ例外なく9番で、ずっとスタメンの端くれみたいな存在でしたが、それはそれで自分らしい野球人生だったと思います。

なにか強い意志があって続けてきたわけではないですが、小中高大と本当にいいコーチや監督、チームメイトに恵まれて続けることができました。こんな幸せな野球人生を送れたのは僕と関わってくれた全ての人のおかげであり、そのうち誰が欠けても成り立っていなかったと思います。ありがとうございました!!

                                 

#47 高辻陽平(国立)

高校までとは違って指導者がいないということで伸び伸び自由に、でもリーグ戦があって真剣に野球ができるリコタイという環境があって本当に良かったなとしみじみ思います。大学に入ってからもバッティングやピッチングに本気で悩んで試行錯誤するとは思ってもいなかったですが、野球に悩めるのも人生で最後だったので、そう考えるともっとやっていたかったなとも思います。

3年目にしてようやく達成したリーグ優勝はリコタイに入って一番うれしかった瞬間だったので、後輩たちも自分の代での優勝を体験できるように、加えて自分たちがあっさり負けてしまったZETT杯も制しての二冠を目指してぜひ頑張ってもらいたいなと思います。学生野球人生はこれで終わりですが、生涯スポーツだと思っているので、またリコタイのみんなと草野球でも出来たらいいなと思います。

                               

#52 山口優斗(松本深志)

小学3年で硬式野球を始めていままで日常の中に野球が絶対あったので、リコタイ野球が終わってしまった今、何をすればいいのか分からない気持ちでいっぱいです。とはいえ充実感や達成感は大きく、ふと3年間のリコタイ野球を振り返ると本当に入ってよかったと思います。

特にチームメイトは意外かもしれないけど、実はこう見えて小中高とキャプテンを務めてきたんです。その影響で常にまわりに気を配りながらやってきてて、正直野球の楽しさを忘れてる部分もちょっとあったので大学では純粋に野球を楽しみたいなあと思ってこのリコタイを選びました。それもあって自分勝手な奴だとか思われることは多々あったと思うけど、それを抑えて最後まで一緒に戦ってくれた後輩や同期には感謝しかないです。

今後野球とどのようにして関わっていくかは分かりませんが、学生野球の最後に優勝も経験できましたし、後悔は1ミリもありません。ただ、みんなと普段から会えなくなるのが寂しいです。みんな、これからも仲良くしてね。

                                    

#58 小林賢祐(日大藤沢)

今はリコタイの引退、そして学生野球がこれで終わるのだという実感が全くありません。ですが、ふと野球人生で初めて「来シーズン」が無いことを考えてみると、寂しさがあります。

気付けば兄の応援も含め21年間、いつも野球と一緒にいました。県ベスト8になれた学童野球、最初で最後の柵越えを打った中学野球、思うような結果を出せなかった高校野球。どれも素敵な思い出ですが、自分の代で優勝したことのなかった私にとって大学野球、特に今季の優勝は今まで見たことのない景色を見せてくれる場所でした。程よい競争意識の中で、野球は楽しくするものだと思い出すことができリコタイの一員になって本当に良かったと感じています。

最後に、ぜひ後輩達にはいつまでも野球を好きでいてほしいです。私は大学で野球をしないつもりでした。新歓で偶然ビラを貰わなければ、今の同期もただの他人です。でも野球が好きで、続けていたから同期や先輩、後輩に出会えました。野球にはそんな人と人とを繋ぐ力があると思うので、野球を愛し続けてそこでの縁を大切にして欲しいです。皆さん今までありがとうございました。

                                

#68 金子紗衣(慶應湘南藤沢) マネージャー

野球とは無縁な私でしたが、このチームに所属し、プレーヤーが野球する姿を1番近くで見れたおかげでその魅力を知ることができました。

特に同期のみんなは気さくにマネに絡んでくれたので、毎日笑いが絶えず、とても楽しかったです。3年間、素敵な思い出をありがとうございました。

                                

#77 鶴井彩央(川口北) マネージャー

自宅から遠くて急な坂を登らないとたどり着けない矢上が好きではありませんでしたが、もう行くことはないと思うと少し寂しい気がします。

大学生になってまで大荷物を抱えて朝早くから練習しているみんなを見て、ほんとに野球が大好きなんだなぁと思うと同時に、そんなみんなのマネージャーをできて楽しかったなぁと思います。さらに、今年は人生で初めての優勝を経験させてもらえてほんとうに幸せでした。

こんなに楽しいリコタイ生活を送れたのも、愉快な同期と優しい先輩、かわいい後輩のおかげだと思っています。本当にありがとうございました!これからの慶應の活躍、リーグの発展を陰ながら応援しています!

                                

#88 小林奏(小石川) マネージャー

3年間のリコタイ生活、すごく楽しかったです!特に今年はリーグ優勝もできて、みんなが勝つ姿をたくさん見れていい1年でした。

マネージャーの経験もないのになんとなく入ったリコタイが、私にとってこんなに楽しくて充実した場所になるとは正直思ってなくて、周りに恵まれたなと思います。と同時に眠い、寒い、お腹すいた〜と口を開けば文句ばっかりで、早起きも苦手だったけど、いざ引退となるとちょっと寂しいです。

マネージャーとしてできたことは多くないけど、たまにもらう感謝の言葉が嬉しかったし、後輩マネは頼もしくて練習でも試合でも本当にたくさん支えてもらって感謝しかないです!楽しい同期と優しい先輩後輩に囲まれて幸せな3年間でした、今までありがとうございました!

                                    

#18 林克樹(桐光学園) 理事

これまでの野球人生を振り返ると、1番の分岐点は高校野球でした。それまでリトルリーグ、中学野球部で主力として試合に出場していましたが、高校では厳しい練習に食らいついて行くのに必死でした。それでもそこで見てきたレベルの高い野球や、学んだこと、感じたことは自分を大きく成長させてくれたと今になって強く感じます。

リコタイに入ってからは終始満足と言った結果ではありませんでしたが、そんなときこそ高校野球での挫折経験を活かすことが出来ました。そしてJAPANの国際大会とリーグ戦で2度の胴上げ投手になれて本当に幸せでした。

また理事長という経験が自分を成長させてくれたと思います。この経験の中で小池前理事長や、理事会のメンバー、運営に携わってくれるマネージャーの仕事やサポートがあってこその理事長・林克樹ということを痛感しました。同時にこれまで当たり前のように享受していた全てのことが当たり前ではなかったということにも気づくことができ、周囲への感謝の気持ちを強く持つようになりました。

そして家族、友人、指導者、チームメイト、ライバルに改めて感謝し、この先の人生も楽しみたいと思います。皆さん、本当にお世話になりました。これからもよろしくお願いします!

                             

慶応義塾大学理工学部体育会硬式野球部3年、引退!

     

編集:鶴井彩央

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