第1回「セイバーメトリクスってなに???」

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自己紹介

はじめまして。「松岡主将のセイバーメトリクス」を担当する松岡志尚です。
2019年度リーグ戦開幕まで残り約一か月ですね。今日から理工リーグらしく野球を統計学的にアプローチしていくセイバーメトリクスについて記事を書いていきたいと思います!ではまず私の自己紹介から参りましょう。

  • 東京都立町田高校野球部主将
  • 早稲田大学理工硬式野球部2018年度主将でリーグ戦とZETT杯の二冠を達成
  • 大学で客観的に選手を評価するセイバーメトリクスの魅力に惹かれる
  • 専攻である確率・統計を駆使し、独自にセイバーメトリクスの勉強を始める
松岡主将の背中

概要

  • どんな人に読んでほしいか…セイバーメトリクスを知らない人
  • なにを伝えたいのか…セイバーメトリクスの具体的なイメージ
  • 読み終えた人にはどうなってほしいのか…セイバーメトリクスとはどういうものか具体的に想像できてほしい

セイバーメトリクスとは?

セイバーメトリクス(SABRmetrics)とは日本語にいいかえると「野球統計学」です。つまり打率や防御率といった選手の成績や試合の得点などの野球のデータを統計学的に分析し、チームの戦略や采配に用いる考え方です。
ちなみにSABRmetricsはアメリカ野球学会SABR(Society for American Baseball Research)と測定法や評価という意味のmetricsを組み合わせた造語です。

セイバーメトリクスは当時工場の警備員であったビル・ジェイムズから端を発しました。彼は自費出版で本を出し、1977年当時の野球データの扱いに一石を投じました。例えば守備力に対する評価です。守備力の評価はエラー数を比較し、エラーが少ない選手ほど優秀とするのが通説です。
しかしジェイムズは、


『エラーとはなにか?第三者の目から見て、今のはもっとまともにプレーできたはずだということを表す、スポーツの世界において唯一主観的なデータにほかならない。』


(引用:マネーボール[完全版]著マイケル・ルイス、訳中山宥)

と批判したのです。
このような野球選手の評価方法に対する批判的な態度が徐々に広まり、真に勝利に貢献した選手はだれであるのかを統計学的に評価するセイバーメトリクスが発展していきました。

そもそも野球において試合に勝つにはどうすればいいの?

あなたはすぐに答えが言えますか。公認野球規則に立ち返って勝利の定義を確認してみましょう。

『1.06 正式試合が終わったとき、本規則によって記録した得点の多い方が、その試合の勝者となる。』


(引用:公認野球規則2018)

これを言い換えると、試合終了時点で相手の得点より自チームの得点が多ければ勝ちなのです。なに当たり前なことを言っているんだと言われそうですが、この基本がとても大切なのです。 それでは相手より得点を多くとるにはどうすればいいでしょうか?
それは得点を最大化し、失点を最小化するように努めなければなりません。得点を最大化するのに真に必要なことはなんだろうと疑問をもち、新たな視線からチームを改革した例としてよく用いられるのがマネーボールで紹介されるアスレチックスの例です。

打率って得点を増やすために本当に重要なの?
答えはYES。だがしかし、出塁率(アウトにならない率)のほうがもっと重要。そう考えてオークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンは、打率は低いが出塁率の高い打者を多く獲得し、チームの得点力を向上させた。(当時は打率が高い選手が過大評価されて、出塁率を気にする人はほとんどいなかった。)このようにして彼は真に勝利に貢献する選手を、セイバーメトリクスを用いて評価し、チームの黄金期を作り上げた。

まとめ

上図をセイバーメトリクスのイメージ図として見てください。

セイバーメトリクスは「勝利するために効率的に得点を最大化し、失点を最小化させる手段」なのです。
私の言葉で言い換えると、

松岡主将

「セイバーメトリクスとは、野球で勝利するために必要なことを科学的アプローチから解明していく学問」

ここで統計学的にという言葉を使わず科学的にという言葉を使ったのには理由があります。それは今後書くべきときがきたら書きたいと思います。今回はセイバーメトリクスのイメージをつかんでいただけたらと思います。

次回から実際のデータを用いて説明していきます!

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