伝統の一戦!投打の噛み合った慶應が快勝し決勝へ│ZETT杯2022 慶應×早稲田

Pocket

◇慶應9-1早稲田
17日・あきる野市民球場

決勝進出をかけた今試合は、ZETT杯では3年ぶりの慶應と早稲田による伝統の一戦に。
序盤から打線が繋がり、投手が相手打線を封じ込めた慶應が7回コールドで快勝し、決勝進出を果たした。

慶應は初回、リーグ戦全試合に出場した2年生・関口直弥(芝)が内野安打で出塁すると俊足を飛ばして2塁を陥れた。一打先制のチャンスで5番・横山春平(東海大学付属浦安)が3ボール1ストライクのバッティングカウントからファースト横を抜ける鋭い打球を放ち、先制点を奪った。

続く2回、慶應は試合の流れを完璧に引き寄せる。
2アウトから、初回に先制のホームを踏んだ関口が今度はレフトへ打球を飛ばしてランナーを2人還し、自らは送球の間に3塁まで進んだ。そして1回戦で3打数3安打の活躍を見せた角田真(慶應義塾)のタイムリーでさらに1点を追加した。
押せ押せムードの中、次に打席に入ったのは4番・武田渉平(早稲田佐賀)。滞空時間の長い大きな打球はライトスタンドに飛び込むツーランホームランとなり、慶應はこの回5得点。昨季の全試合登板を含めて安定したピッチングを見せてきた早稲田の先発・藤本怜児(都立西)を慶應打線が完璧に攻略し、流れを引き寄せた。

武田はホームランを放った打席について、「ピッチャーとの勝負を楽しむ気持ちで打席に入りました。まさかホームランになるとは思わなかったので、びっくりしました。高校のチームメイトでライバルの渡邉一登(早稲田佐賀)、近藤嵩悟(早稲田佐賀)の前で打てたのもうれしかったです!」と振り返った。
そして「追加点が欲しい場面だったのでチームの役に立てて嬉しかったです。」と喜びを語った。

ホームランを放った武田

さらに4回にも角田と武田のバットで2点を追加し、打線の繋がりを見せる慶應ペースのまま試合が進んだ。

一方の早稲田はランナーは出しつつも慶應の先発・松本健太(東京学芸大学附属国際)の3塁すら踏ませないピッチングを前に、ホームベースが遠い状況が続いた。
しかし、新人王の期待がかかる新井大悟(川越東)の好投と渡邉の盗塁阻止で6回の慶應の攻撃を3人で抑えた。そしてその裏、先頭の宮崎和輝(県立湘南)が四球で出塁すると2塁への盗塁を決める。さらにバッティング好調の4番・佐藤塁(桜美林)と5番・野々村俊佑(滝)の連打でようやく1点を返した。

だが反撃はここまで。慶應の先発・松本は6回途中まで投げて僅か1失点にまとめ、バックの堅い守備も光った。
さらに7回には、的確なリードと勝負強いバッティングでチームを支えるキャプテン・石井大智(東京学芸大学附属)がセンターの頭を超えるスリーベースヒットで出塁し、ゴロの間に生還。ダメ押しの1点を加えた。

リーグ戦得点1位の早稲田打線を封じ込めるピッチングを披露した松本は、「負けたら終わりというプレッシャーはありましたが、普段通りを意識しました。あまり複雑に考えず、テンポよく真っ直ぐで押すピッチングを心掛けました。」と振り返った。

無失点ピッチングで試合を作った先発・松本

8点差で迎えた7回裏。松本からマウンドを引き継いだ棚橋佑介(県立関)が無失点で抑え、慶應がコールド勝ち。ZETT杯決勝へと駒を進めた。


負けたら終わりのトーナメント戦。2試合連続のコールド勝ちを収めた慶應は勢いそのままに法政との決勝戦に挑む。2022年度のリコタイ最終戦は激闘になるだろう。
そして敗退した早稲田はリーグ戦4位、ZETT杯3位でシーズンを終えた。

文:浅野希子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です