華の早慶戦!直前対談企画第三弾 ~サウスポーたちの重責~|南智樹(早稲田)×林克樹(慶應)

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早慶戦前の対談企画第三弾は、共に強豪校出身のこの2人!2019年に春夏甲子園連続出場を果たした鳥取県は米子東高校出身・南智樹(早稲田3年)と2012年夏の甲子園を沸かせた松井裕樹(東北楽天イーグルス)を先輩にもつ桐光学園高校出身・林克樹(慶應3年)。リーグを代表する2人の投手に、お互いの印象から後輩への想い、投手を始めたきっかけまで赤裸々に語ってもらった。

                             

ーー共に強豪校出身ですが、お互いにどのような印象をもっていますか?

林: 最初は米子東高校のことを知らなかったのですが、甲子園出てから強いことを知りました。そういうしっかりしたところで試合に出てた選手はとてもレベルが高いと感じるし、南もそのうちの1人です。

南: 林を初めて見たのは1年春の早慶戦です。入りたての1年がいきなり試合で投げてて、しかも桐光って聞いて「化け物入ってきたな…」って印象でした。今は、さすが強豪校出身だけあって牽制とかフィールディングは上手いなって感じですね(笑)

林: そんな時もあったね(笑)投げ合ったらいつもおれの方が先にマウンド降りてたなぁ。同級生のサウスポーだから上野(明治3年・上野雄大)とともにめちゃめちゃ意識してたけど、やっぱ勝てないですね。

南: 謎に林が投げるときは早稲田に連打が出るんよね(笑)

林: ほんとやめてほしい(笑)まあ早稲田のお陰でリリーフで活躍できたっていうのはあるよね。

南: おれも上野は結構意識してるわ、2年のときはタイトル(最多奪三振)とってたし。林は…あ、最多勝とってたか(笑)

林: 取ってます(笑)今年は南やな。点とられなさすぎだよそれにしても。

南: タイトル総なめできるように頑張るわ。

                   

タイトル総なめを狙う南智樹(早稲田)

                         

ーー投手を始めたきっかけや投手の魅力を教えてください!

南:野球を始めたのは小1の頃ですが、投手は小4くらいからです。確かBチームに投手が1人しかいなくて、自分が唯一の左利きだからっていうだけの理由だったと思います。

林: 自分も小1の頃から野球を始めて、小3でマイナーに行ってからずっとピッチャーやってます。昔から左投手に憧れてて、自分で志願したんだと思います。

南: 魅力は良くも悪くもチームの勝敗に与える影響が大きいところです。チームを勝たせられたときの喜びは人一倍だし、逆にチームに負けをつけてしまうという怖さもあります。

林:自分も南とと同じで、自分の結果がチームの勝敗に大きく影響を及ぼすことに魅力を感じてますね。あと南はわかると思うけど、大事な場面でマウンドに上がった時のバクバク感というか緊張感、あれは癖になるよな。たぶんピッチャーやらないとわかんない感覚だよね。

南: 緊張を逆に力に変えるようにしてた。「あんだけ練習したから大丈夫、おれが打たれたらチームの誰が投げたって打たれるよ」みたいなことをマウンドでぼそぼそ言ってたわ。

                  

「後輩投手陣への想いを語る」        

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