負田が三盗、川崎が本盗!ミスに乗じた立教が法政を粉砕し勝負は第三戦へ | 立教×法政 二回戦

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◇9日・八王子上柚木公園野球場

結果

チーム123456789RH
立教00000611007
法政00200000134

 

 

投打のかみ合った立教が法政に快勝。先発した立教・南泰至(成蹊)が8回2失点と試合を作ると、打線は6回からの3イニングで一挙8点を奪って勝負を決めた。これでこのカードは1勝1敗となり、勝点の行方は第三戦へと持ち込まれることになった。 

 

リーグ2位の2勝目を挙げた南泰至(成蹊)

 

法政は先発に180cm右腕の三浦斎生(明星)を起用。好調を買われたルーキーは5回まで無安打無得点の投球で起用に応えていたが、2点リードの6回に突如異変が起きた。三つの四球で満塁のピンチを招き、法政ベンチは慌ててエース平山皓太朗(鶴嶺)を投入。しかしその平山も打者四人に対して2本のタイムリーを浴び2つの押し出し四球を与える大乱調で1アウトも取れずに降板し、法政はこの回6失点を喫し試合の主導権を手放した。

立教は初の4番に座ったルーキー水町和葵(福井商)が3安打の大暴れ。6回一死満塁の好機で平山から放ったチーム初安打が貴重なタイムリーヒットとなり、この回の大量得点を呼び込んだ。また、ヒットの数こそ7本に止まったが、足を活かした効率的な得点も光った。7回には負田圭亮(湘南学園)が「ノーマークだったし行こうと思って」三盗を敢行。慌てた捕手の送球が逸れたのを見て、100kg近い巨体を揺らして一挙に本塁を陥れた。更に8回には三塁走者の川崎大雅(松山)が捕手から投手への返球間にホームスチールを成功させるなど、法政に精神的なダメージを与える機動力野球で勝利を確実なものにした。 

  

負田は6月の東京ドームでの試合でも盗塁を試みていた

 

立教先発の南泰至(成蹊)が奪った24個のアウトのうち、三振はわずかに二つ。6つの四死球を出しながら14個ものフライアウトを積み重ね、円熟味のある投球でエースの貫録を見せた。

被安打4の好投で2勝目を挙げた立教・南投手:「8月25日の早稲田戦は南智樹と妹尾大雅の米子東対決ではなく、僕との”南対決”に注目してほしい」 

参照:2019リーグ投手成績(8月10日現在) 

 

文:小池颯

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