立教打線が爆発！1回戦のリベンジを果たす！|立教×法政 2回戦

◇立教8-1法政 7回コールド
16日・いせはらサンシャインスタジアム

立教は1回戦、法政投手陣に完封され、7回コールドと悔いの残る試合から一転、13安打8得点の大勝。3回戦に持ち込み、勝ち点3へ望みをつないだ。

後半戦から勢いに乗りたい立教は、2回表、先発投手の齊藤仁生(県立海老名)がライト前ヒットを放ち出塁。その後四球で1アウト満塁とすると9番・宮川岳大(都立小山台)の犠牲フライで1点を先制。続く3回表、クリーンアップからの集中打で一挙3得点。法政の絶対的エース五十嵐大智(県立高志)を攻略する。

この回の裏、法政は四球と9番・西村佳紘(県立川和)のヒット、片岡勇貴(明法)のセンター前ヒットで1アウト満塁と絶好のタイミングでクリーンアップに回ってきたが凡退に終わった。しかし、5回の攻撃、2番・片岡がライト前ヒットを放つと続く森山和紀(工学院)・近藤幸雄(市立橘)の連打によりで1点を返した。

7回、主将・石井滉太郎(世田谷学園)の3打席連続ヒット、8番の川田崇弘(土佐塾)のタイムリーヒットなどで、立教はこの回で4得点した。

何としても7回コールドを阻みたい法政であったが、片岡の4打席連続ヒットの活躍もむなしく、立教齊藤の好投を前に倒れた。

7回111球の完投の齊藤は「法政はバッティングの良いチームと感じていたので、先には点をやらないぞという気持ちで臨みました。序盤にリードを貰えたので楽に投げることができ、野手の方々に感謝してます！次回も何とか粘って勝ちに繋がる投球が出来るように頑張ります！」と語った。

主将として3安打と立教打線を引っ張った石井は「3番の前田(前田耕生、東北)が毎回凡退せずにランナーがいる状況で回してくれたので、球種が絞りやすく3安打に繋がったと思います。ここ数試合はヒットが出ていなかったので今回マルチヒットが打てたのは素直に嬉しいです！」と話した。また、「自分はプレーの面では中々引っ張れないので、声出しなどメンタル面でチームを引っ張って、ここからは全勝でシーズンを終えたいです。」と語り、残り少なくなってきた今シーズンの集大成として決意を新たにした。

今シーズン打線が振るわなかった立教がようやく本領発揮した。3回戦へ持ち込んだが、リーグ屈指の打撃力を誇る法政打線を相手に勝利をあげ、勝ち点3をもぎ取れるのか。

文：鈴木瞳子