終盤の猛攻で乱打戦を東大が制す|東京×明治 1回戦

◇東京22-13明治
9日・スリーボンドベースボールパーク上柚木

開幕戦に勝利し、このまま勝ち抜きたい東京。5回までは両チームが一度に大量得点を入れる白熱した戦いが続いたが、6回に東京が均衡を破る10点を獲得し、乱打戦を大量得点で勝ち抜いた。

先制したのは明治。1回の裏、投手・黒田伊織(東大寺学園)が2番、3番、4番に四球を与え満塁のピンチを招くと5番打者にも四球を与え、押し出しで明治が1点を獲得。さらに明治打線の連打、犠飛や適時打も重なって、この回で7失点。東京は大量ビハインドを背負う苦しい展開となった。

2回表、東京の攻撃は5番・加賀谷昊(県立千葉)の出塁から好機を作ると、相手投手の暴投、四球、適時打で点を重ね、反撃の狼煙を上げる。続く3回にも3番・水野里玖(筑波大付属駒場)と5番・加賀谷の安打で走者をため、追加点を挙げる。序盤から粘り強く得点を積み重ね、試合の流れを渡さなかった。

3安打3打点の活躍を見せた加賀谷

そして試合が大きく動いたのは4回表、東京の攻撃は8番・中村徳之(西大和学園高校)が安打で出塁すると9番・石崎健太(県立熊本)の打球が相手の失策となり無死1、3塁と好機を作る。続く1番・和田勇誠(県立浦和)が四球で出塁すると2番・平根壮馬(筑波大付属)が死球を浴び押し出しで1点を追加。さらに3番・水野の適時打で同点に追いついた。その後も安打、四球が絡みこの回で一挙8点を追加し、12-7と東大が逆転に成功した。

対する明治は5回の裏、6番・岡拓志(県立住吉)が失策で出塁すると7番・佐藤翔斗(県立川和)の安打で無死1、2塁と好機を作る。続く8番・犬塚陸斗(県立相模原)の打席では悪送球が絡み1点を追加。その後も長短打を繰り出し、この回で6点を奪う。明治は12-13と再度逆転し、東京に試合の流れを譲らない攻撃力を見せつけた。

直後の6回表、先頭打者である8番・中村徳から再び打線がつながる。安打、四球で無死満塁になったところで2番・平根が3塁打を放ち3点を獲得。逆転に成功する。その後も相手の失策、四球などが重なるなか、攻撃の手を緩めずこの回で10得点を奪った。

終わってみれば22-13という両チーム大量得点の乱打戦となり、東京が勝利を収めた。

5打席4安打の活躍を見せた中村徳之

今試合5打席4出塁と活躍を見せた中村徳は、「まずは、明治相手に勝利できてよかったです!前回の法政戦からバッティングの感覚が良く、今回は2安打4出塁で自分の役割を果たすことができました。勝利に貢献でき、ホッとしています。今年こそ勝ち点獲得できるようにチーム一丸となって頑張ります!」と語った。


試合は東京の勝利に終わったが、明治の初回の7得点をはじめ、5回裏での逆転など打者陣の攻撃力が目覚ましく、相手に試合の流れを渡さない攻撃力、集中力の高さを発揮した。
一方の東京は劣勢を挽回し粘り強い戦いを見せた。東大が「勝てるチーム」へと変化している勢いを実感できる一戦となった。
まだリーグ戦は序盤。両校が今後、それぞれの持ち味をどのように発揮していくのか、今後の戦いからも目が離せない。

文:鈴木優羽

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です