結果を出す難しさを感じた1年。それでも野球の楽しさ、仲間の絆を感じた心から幸せな3年間。│2021引退特集 ~慶應義塾大学編~

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歓喜の瞬間を味わった2年前。「投手王国」や「2年後の優勝は相違ない」と言われ、慶應の81期は前途洋々と思われた。しかし現実は厳しく、今シーズンは幾度も悔しい思いを繰り返した。そんな絶望的な状況でも、最後まで諦めずに戦い抜けた彼らの原動力は、「野球が心から好きだ」という思いと「リコタイでの活動が心から幸せだ」という熱い思いなのかもしれない。
81期が3年分の思いを綴ったラストメッセージ、ぜひご覧ください。

#56 寺井直広(金沢大学附属) 主将

まずはじめに昨年度に引き続きコロナ禍で活動が制限される中リーグ戦、ZETT杯を最後まで運営してくださった河本(河本龍斗)をはじめ各大学の理事の方々、そして関係者の皆様には本当に感謝しています。1年間ありがとうございました。
さて一昨年、昨年に続いて優勝候補筆頭で開幕した1年でしたが、チームとしても個人としても結果を残せず、勝つこと、結果を出すことの難しさを感じ続けたシーズンでした。開幕前は正直自分の中で優勝は割と固いんじゃないかと思っていましたが全くそんなこともなく、あと一歩勝ちきれない試合が散見され、完敗した試合もありました。技術的な差ももちろんですが、精神的な部分で我慢しきれず大事な場面を取りこぼしていたように思います。キャプテンとして何とかしないといけないと思いつつ何もできないまま1年が経ってしまい、自分の無力さを痛感するとともに、同期・後輩たちには申し訳なさが残っています。
一方で3年間を振り返ってみると良い時間を過ごせたなという思いが1番に出てきます。真剣で熱い先輩・後輩、そして同期と野球ができるのは今後なかなかない経験ですし、普段から誰といても楽しく、恵まれた環境に3年間も身を置かせてもらったことに感謝するとともに心から幸せな3年間でした。先輩方には本当にお世話になりましたし、後輩たちは来年頑張って優勝してほしいです。同期のみんなはこれからもよろしくお願いします。3年間ありがとうございました。

#9 田中翼(桐朋) 副主将

引退してもうすでに1ヶ月ほど経ちましたが、正直言ってまだあまり引退したという実感は湧いていません。というよりは引退したという事実を受け止めたくないと言う方が正しいかもしれません。それだけこの3年間先輩方や同期、後輩と過ごした時間は大切なものでした。
たしかに1,2年生の頃は実力不足で試合に出れず、怪我も重なりかなり苦しかったです。最高学年になり副キャプテンを任せてもらって試合に出るようになってからも、次は全く試合に勝てないという壁にぶつかったり…振り返ってみるとこの大学野球生活はそんな順風満帆なものではなかったかもしれません。それでもただチームのみんなと野球をがむしゃらにやるだけですごく楽しかったし、ただ顔を合わせるだけでもすごく幸せでした。今はこの幸せな時間が終わってしまったことがただ単純に寂しいです。でもここでの出会い(他大学も含めて)はこれからもずっと続くと信じています。これからも皆さん仲良くしてください。
最後になりますがチームメイトみんな、マネージャーのみんな、そして仲良くしてくれた他大学のみんな、本当にありがとう!!

#20 田中翔太(慶應義塾) 副主将

1年の後半から少しずつ試合に出してもらって、2年ではメインでマスクを被らせてもらって少しはチームに貢献することができたかなと思います。ですが、3年では資格試験の勉強で練習や試合に行けなかったのと、慢性的な肩の痛みが悪化したこともあって、ほぼ試合に出場することができず、チームに迷惑を掛けてしまったなというのが正直なところです。やり残した感はすごくあります。ただ、同期の捕手陣に助けられたり、頼もしい後輩が育ってくれたことは、すごく良かったなと思います。なにより、リコタイでめちゃくちゃ仲のいい仲間ができたことが、この3年間で1番良かったです!
貴重な3年間を過ごさせて頂いて、ありがとうございました!

#19 河本龍斗(慶應義塾) 理事

最後の年にリーグ戦最下位、ZETT杯初戦敗退、個人としても特に秀でた成績が残せたわけでもなく、非常に悔いが残っています。今年はプレイヤーとしてだけでなく、キャプテンの寺井(寺井直広)と相談してメンバーを決めたり、試合中もサインを出したり、監督のような立場でもチームに関わっていたので、良い結果が出せなかったことに責任を感じています。
勝利を目指すことはもちろん、不満のないチームづくりを最大の目標にやってきました。学年や実力に関わらず、毎回の練習を大切にして、まじめに取り組んでいる人が報われる環境を作ることを意識してきました。これらの両立は非常に難しく、悩むことも多かったです。結局勝てるチームを作ることはできませんでしたが、上級生も下級生もスタメンも控えも全員が同じ方向を向いて戦うことのできるチームができたことは、誇りに思っています。
1年生の時には、優勝を経験させてもらって勝つことの喜びを味わいました。2年生の時には、コロナ禍で思うように野球をやらせてもらえないもどかしさを感じました。そして、3年生。チームを作り動かすことの楽しさと難しさを知りました。様々な経験をしたこの3年間は、必ずこれからの人生の支えになると信じています。

#3 福井龍介(慶應義塾)

この1年間は「リコタイに戻ってきて良かった」と心から思う瞬間が何度もあって、本当に幸せでした。残念ながら優勝という目標は叶いませんでしたが、最後に熱い想いを持った仲間と全力で楽しく野球ができたことは、僕の一生の思い出です。理事長の河本(河本龍斗)やキャプテンの寺井(寺井直広)、マネージャーのみんなの努力なしにはここまで笑顔の多い野球は実現しなかったと思うので、感謝しかありません。
また、1年生の夏から2年生の冬まで他分野での活動に専念していた僕をあたたかく迎え入れてくれた同期には本当に感謝しています。みんなとはこれから歳を重ねておじさんおばさんになっても草野球や飲み会で集まれたらめちゃくちゃ嬉しいです。3年間、本当にありがとうございました。

#5 中上厚哉(広島大学付属)

まずは、これまでお世話になった同級生、先輩や後輩、両親、マネージャーのみんなに本当に感謝したいと思います。ありがとうございました!
小学校から野球を始めて、途中に中断期間もありながらも14年間続けられて本当に良かったと思います。入学した頃は、大学でも野球をする気はほとんどありませんでした。実は、野球よりも水泳の方が歴が長いこともあって、リコタイ水泳部などに入りかけていた時期も正直あったのですが、色んな部活を探す中で「最後にもう1度硬式野球がしたい!」という思いが湧いて入部することを決意しました。
そして様々な活動と両立ができると聞いて入部しましたが、その通りで、大学生活がより充実したものになったと感じています。最後の最後でほとんど練習、試合に参加できなかったのが残念ですが、その中でも最終戦で出場機会をくれた事に本当に感謝しています。
今振り返れば、1年生の時の合宿、リーグ優勝、東京ドームでの試合などたくさん思い出ができたなぁと思います。それもこれも本当に周りのみんなのおかげだと思います!ありがとうございました!

#7 細野裕介(慶應義塾)

自分は色々あって3年生での入部という特殊な形ではあったけど、温かく迎え入れてくれた同期、後輩たちには非常に感謝しています。
高校時代、打席に立てば始球式、何度ヒットを打っても高校初ヒットと言われていた自分は、新人監督という役職を任され、3年に上がるタイミングで引退をしました。不完全燃焼に終わってしまった引退当初は大学で野球を続けるつもりでした。セレクションに向けて練習を重ね、ここからだ、というタイミングで何故かアメフト部に入部し、体重を高校現役時の75kgからMaxで18kg増やして…そこから紆余曲折あって今に至るわけですが、あっという間に過ぎた大学3年間で、今年はいかに自分は野球が大好きであったかを痛感する1年を過ごしたと思います。練習で上手くいくことに喜び、上手くいかないことに悩む、そんな当たり前の日々を過ごしていると、何故か野球を始めた頃の初心に帰った様な気持ちになりました。野球って楽しいなあと。そんな中、小学生の時に初めて生でプロ野球を見た東京ドームでプレーできた時は、興奮が止まりませんでした。コロナ禍という厳しい状況の中でも、開催できる様に動いてくれた理事の河本(河本龍斗)には本当に頭が上がりません。ありがとう。
長くなりましたが、最後に「野球は9回2アウトから」と言うように、最後まで勝負がわからないことが野球の醍醐味だと思っています。最後の最後で試合に出て、9回2アウトの場面でヒットを打って、引退を10分くらい伸ばせたことで、このチームの全員の記憶に残れていたら嬉しいなと思います。1年間、本当にありがとうございました。後輩のみんなはリーグ戦、ZETT杯のW優勝に向けて頑張ってください!

#8 水谷優介(慶應義塾)

僕は資格試験の勉強をしていたせいで、練習にも試合にも全然行くことが出来なかったので、引退コメントに載せてもらうだけで非常に嬉しいです。ただ、1年生の頃は休まず練習にも行っていましたし、同期のみんなと非常に仲良くなることが出来ました。大学生なのにも関わらず、リコタイ野球部のかすかに醸し出す男子校感がとても好きでした。
後輩とは全然関わることがなかったという点では心残りがありますが、資格試験を目指した中でも東京ドームの試合にも出してもらえて楽しい野球人生になりました。ありがとうございました!

#12 倉崎俊輔(高輪)

リコタイでの3年間の活動は本当に楽しかったです。今までの野球生活とは異なり、全く違った環境で多くの人たちと関わりあいながらの野球が自分の中で非常に新鮮な毎日でした。そして、もちろん結果を残すことが1番ですが、慶應ではそれと同じくらいに楽しんで野球をするということができたと思います。そのことが今までの野球人生の中で初めての感覚で、大学野球でこんな気持ちを味わうことができて非常に幸せでした。
個人としても、チームとしても思うような結果を残すことができませんでしたが、それでも慶應に所属して良かったと心の底から感じています。この3年間の思い出は一生の宝物です。最後に、今年1年間リーグを支えてくれた理事会、広報部をはじめとした関係者の方、そして慶應のみんな本当にありがとうございました。

#29 竹本正太(札幌東)

これまでとは違う楽しさを感じた3年間でした。技術を極めるために毎日バットを振り続けゴロを受けまくり、やっと結果が表れたら嬉しいという野球人生を歩んできて、大学生になりました。リコタイは上下関係がありながらも自由に出来る野球というのが何か新鮮さがあって、形容し難い楽しさをそこに感じたのを覚えています。
また、代ごとにカラーが異なり部の雰囲気が変わっていくこの団体ですが、今年は学年問わず交友関係が広がりました。後輩たちには自由さと強さの両立を頑張って欲しいです。

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