終盤での鮮やかな逆転劇で法政が2週連続立教を下す|ZETT杯2021 立教×法政

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◇立教2-4法政
21日・検見川総合運動場


11月21日の第2試合ではZETT杯準決勝戦が行われ、勝負所で打線が力を見せつけた法政が決勝進出を決めた。

先週行われたリーグ戦で熾烈な投手戦を繰り広げた立教、法政の両軍。1週間後に再び相見えた両ナインはまたもやリコタイ史に残る熱戦を展開した。

立教の先発・井上康佑(都立城東)は立ち上がり2回にエラーと安打で1点を失うも、その後はテンポの良いピッチングで法政のスコアボードに0を重ねる。

好投で立教を支えた先発の井上康佑(城東)

立教打線は1点を先制された直後の3回表、四球と安打で2アウト満塁の場面。5番・丸田善大(県立瀬谷)が押し出しの四球を選び同点に追いつくと、続く6番・小野耕太郎(山手学院)がライト前へ打球を運ぶ。この勝ち越しタイムリーに乗じた立教は終盤までこの試合の主導権を握る。

対する法政は1年生ながら先発を任された岩間茉秀(日大藤沢)が2点を失うものの、頼れる3年の井上祐(桐朋)の好リリーフで追加点を許さない。しかし今季のリーグ最多58得点を誇る強力打線は終盤の8回になるまで立教の先発・井上の前に1得点に抑えられていた。

試合が動いたのは法政が1点ビハインドで迎えた8回裏。先頭の2番・森山和紀(工学院)と続く 3番・加藤比呂(修徳)が連打で出塁。ノーアウト1、3塁と法政が得点圏までランナーを貯めたところで立教は慌てて投手を小野へ交代するが、法政の4番・近藤幸雄(市立橘)は小野の立ち上がり5球目を左中間へ運び同点のタイムリーを放つ。近藤は「当たりは良くなかったんですが、なんとかヒットになってくれたっていう気持ちが大きかったです。素直に同点に追いつけてよかったと思いました。」と試合後にコメントした。
このクリーンナップの連続安打で法政打線が勢いづく。5番・土井史鷹(川越東)が凡打で倒れ立教がアウトカウントを稼ぐも立教バッテリーは6番・古谷一真(桐蔭学園)との勝負を避け申告敬遠。1アウト満塁の場面で打席に入ったのは1年生ながら今季レギュラー出場を果たしている岩﨑照英(成田)。「この場面で回ってくるのは責任が重すぎて緊張した」と試合後に振り返った岩﨑だが、きっちりとセンターへボールを返し勝ち越しの一打を放った。8番・石橋知大(県立朝霞)の犠牲フライも続き、法政はこの回3点を奪取し、逆転に成功した。

タイムリーを放ち笑顔を見せる岩﨑照英(成田)

この試合に勝利し、3年生引退の日を少しでも延ばしたい立教は最終9回の攻撃に望みを懸けるが、5回表から登板した井上の三塁を踏ませない好投の前に打線は沈黙。最後は3三振で試合を終えた。

2週連続の熱戦となった立教–法政の対戦は2戦とも接戦をものにした法政に軍配が上がった。


この試合に勝利した法政は早稲田–明治の勝者と12月5日に行われるZETT杯決勝戦を戦う。前日夜に準決勝を戦う2校と比べて試合まで2週間空くことで準備万端にして試合に臨むことができる。一方の立教は来週のリーグ戦最終試合となる明治戦が今季のラストゲーム。過去最高の順位でリーグ戦を終えるため、立教ナインの奮闘に期待したい。

文:加賀谷千絵

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