5回9奪三振!慶應打線を封じ込め…堀野舜平(都立小山台)|明治×慶應 試合後インタビュー
これまで無敗と昨季王者としての貫禄を見せていた慶應だったが、先日の明治戦でその勢いをピシャリと押さえ込まれた。この明治による快進撃の中心人物となったのが、5回9奪三振の好投を見せた1年・堀野舜平である。
文武両道を実践していることに惹かれて都立小山台高校に入学したという彼は、東東京2年連続準優勝を経験。リコタイに入ってからも、現時点で7回無失点13奪三振と大活躍である。そんな輝かしい経歴を持つ彼に、22日の試合の感想やこれからの目標について聞いた。
ーーMVP選出おめでとうございます!まずはMVPに選ばれての感想をお願いします!
ありがとうございます。MVPに選んでいただいたということは、チームの勝利に貢献できたという証だと思うのでうれしいです。
ーー明治で頼もしかった選手は誰ですか?
明治のメンバーは全員が一球一球に対して集中していて、絶えず声をかけ続けてくれたので全員が頼もしかったです。その中でも、特にショートの伊藤さん(2年・伊藤秀真)には難しい当たりが何度も行ったのですが、その度に助けてもらいました。
ーー最も調子の良かった球種はありますか?
初回はストレートが浮いたのですが、その後はコースと高さを間違えずに投げることができたのでストレートが軸になりました。
ーー三振を取った時の気持ちはどうでしたか?
三振をとることはもちろん最高ですが、その三振の中でもキャッチャーの金山さん(2年・金山拓矢)の要求通りに投げることができた時の見逃し三振は達成感がありました。
ーーマウンドで意識したことはありますか?
慶應打線は初球から積極的に振ってきたので、安易にストライクをとりにいかないということを意識しました。
ーー昨年王者、慶應の印象はどうでしたか?
投手陣はもれなく球が速く、レベルの高さを感じました。また、足の速い打者が多かったのでランナーを出すと厄介だという印象でした。
ーー実際にチームの一員としてプレーして明治の印象はどうですか?
明治でプレーしてみての第一印象はとにかく元気がいいということです!チーム全体として一度掴んだ流れを離さないようないい雰囲気があると感じました。
ーー最後に、これからの目標を教えてください!
一戦一戦チームの勝利のために全力を尽くし、ルーキーらしくハツラツとしたプレーでZETT杯優勝を目指していきます!
リーグ戦優勝を逃した明治だが、リーグ随一の雰囲気の良さと、堀野らをはじめとするとポテンシャル溢れる選手らを武器にZETT杯優勝を目指す。燃えよ紫紺魂。最後まで彼らから目が離せない。
取材:山本高 文:米倉志織