「常に先の塁を狙って」3盗塁でチームの勝利を確実なものに! 川埜直人(筑波大附属)│慶應×早稲田 試合後インタビュー

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”着実に出塁し、積極的に進塁を狙う”そんな実力が買われ、昨シーズンから上位打線でスタメン起用されてきた川埜直人(筑波大附属)。大学に入ってから盗塁への意識が高まり、高校時代は走ることより打つことばかり考えていたという。
今年度は副主将としてチームを牽引するも、ここまでヒット3本と納得のいく結果を出せないでいた。しかし、リーグ戦連覇に向け負けられない早慶戦で、ついに本来の力を発揮。3ベースヒットを含む2打点3盗塁の好成績をマークした。大学野球に留まらず出身高校の監督も全うし、心身ともに一皮むけた慶應のリードオフマンに胸中を語ってもらった。


ーー早稲田に負けると慶應はリーグ戦優勝がなくなる大事な一戦。試合前には「点取りに貢献できるよう、頑張ります」とおっしゃっていましたが、本当にその通りのプレーで見事MVPに選ばれましたね。率直なお気持ちを聞かせてください。

優勝に向けて負けられない一戦だったので、その試合で勝利に貢献できて良かったです!

ーー5回の攻撃、1死2,3塁のチャンスで迎えた第3打席。2球目を強く振り切ってライト線を破り3塁打に。ランナー2人が還り、早稲田に先制点こそ許したものの、見事逆転に成功しました。バッターボックスに立った時、どのようなことを考えていましたか?

今シーズンはなかなか点が取れず、投手陣に負担をかけてしまっていたので、なんとか早い回で逆転したいと考えていました。打席内ではいろいろ考えると打てなくなるので、強い打球を打つことだけを意識していました。
シーズン初戦の立教戦でも同じケース(1死2,3塁)で三振に倒れていたので、ランナーを還すことができて良かったです。

ーー今試合、3盗塁の大活躍でしたね。9回にはフォアボールで出塁すると、次打者の初球ですかさず盗塁に成功。その後も迷いなく盗塁で3塁まで進み、早稲田を大きく突き放す追加点の機会を作りました。体力的にはきつくなかったですか?(笑)

走ってチャンスを広げるのは僕に求められていることなので、出塁したら常に先の塁を狙っています。体力的にはきついですが、打順が回ってこない時は休めるので!

3塁まで盗塁を決め、笑顔の川埜

ーー昨シーズンからスタメンとして起用され、六大学のいろいろな投手と対戦されてきたと思います。特に印象に残っている投手や、残りの試合で対戦したい人はいますか?

早稲田の多田投手(3年・多田雄一)は力強いストレートを投げ込んでくる印象があります。来週のZETT杯での対戦が楽しみです。あとは、高校の1つ上の先輩である東大の影山さん(3年・影山舜)とも是非対戦したいです!

ーー5日には対早稲田でZETT杯初戦を迎えます。今試合でスリーベースヒットをあげた川埜さんは相手から警戒されると思いますが、どんなプレーをみせてくれますか?意気込みをお願いします!

今回は勝てましたが、早稲田は簡単な相手ではないというのはずっと感じています。なのでもう1度しっかりと準備をして、最高のパフォーマンスを出せるように頑張ります!


慶應きってのスピードスターは、すでに次戦のZETT杯初戦に向け気を引き締めていた。主将の根井優成(江戸川学園取手)とともに慶應打線を引っ張り、リーグ戦・ZETT杯の2冠に向けて大きく貢献してくれるだろう。
今試合で優勝に望みをつないだ慶應は、リーグ戦優勝決定戦まであと1勝。対東大で高校の先輩・影山との対決は叶うのか。ぜひ注目したい。

取材・文:花原彩夏

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