「何としてでも投げきる」立教の絶対的エース、意地の完投。|立教×明治 試合後インタビュー

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「勝ったほうが3位になれる。」共に自力優勝が消滅した中、三年生にとっては最後のリーグ戦となる試合であった。試合前時点で防御率0.00と、名実ともに立教のエースとして君臨する野口優希(3年・川越東)は「何としてでも自分が投げて勝つ。」と、静かに闘志を燃やしていた。

高校時代は名門・川越東高校(埼玉)で外野の守備職人としてベンチ入りを果たした。大学では軟式野球サークルの部長を務めながらも、リコタイではリーグ屈指の好投手として名を馳せる。軟式野球で「投げてみれば?」と言われ大学から始めた投手ではあるが、キレのある変化球とノビのあるストレート、どれをとっても一級品である。普段は一見クールな彼であるが、いつも以上にこの日は試合前から覇気が見えた。何を思い、どんな覚悟でマウンドに立ったのか、試合の感想を語ってもらった。


ーーリーグ最終戦、勝利おめでとうございます!まず率直な感想をお聞かせください。

まず、最終戦に勝つ事が出来て素直に嬉しいです!
明治は去年自分が投げて打たれて負けたので、リベンジ出来てよかったです。

ーー「リベンジ」とありましたが、試合前から気合が入っていたように感じました。どんな気持ちでこの試合に臨んでいましたか?

明治はとにかく打つので、絶対抑えてやろうって気持ちで臨みました。
立教としても27日の法政戦を落としていたので、何としても最終戦は自分が投げ勝ってリーグ戦を締めくくれるようにと強気で試合に入りました。

因縁の明治相手に見事リベンジを果たした野口

ーーその明治打線の中でも特別意識していた選手や、対戦してみて印象深かったバッターはいますか?

特別意識していたのは、やはり丸山くん(3年・丸山隆馬)ですね。
彼には去年痛烈なタイムリーを打たれているし、立教を除くリーグの左打者の中では1番の好打者だと思うので、特に意識して投げました!
対戦しててすごい楽しかったです。

また、寺拝くん(2年・寺拝壮史)がすごい厄介で、追い込んでからファールで粘られてカウント悪くしてしまったり、攻守共にやられてしまったのでZETT杯ではリベンジしたいと思っています。

あとは梶くん(3年・梶優介)にも低めの変化をうまく拾われて、やっぱり良いバッターだなと思いました。

ーー失点してから目の色が変わったように思います。3回以降は何か心境の変化があったのですか?

3回までは中々腕が振れず、変化球中心の投球でしたが、失点してからは気持ちを切り替えて持ち味のスライダーとストレートで上手く打者を打ち取ることが出来ました。

特にリュウヤ(3年・大野龍弥)をはじめとした内野陣の掛け声で、緊張せずにいつも通りの投球が3回以降は出来たと思います。

ーー内野からの声かけですか!リコタイを代表するピッチャーとして、どんな声かけが嬉しいですか?参考にさせてください!(笑)

あまり僕自身マウンドで感情出さないタイプなので、少し笑かしてくれたり、イジってくれると逆に落ち着いて投げられます。(笑)

ーーZETT杯ではチーム全員で笑かしにかかりますね!(笑)

半数が途中入部にも関わらず、仲の良さには定評がある立教の三年生たち
(左前から:山﨑のどか内山恵大野龍弥保倉茉帆高嶋愛衣
左後から:上野貴洋廣田祐大黒木壮太野口優希

ーーこれにて立教は2020年度リーグ戦終了となりました。エースとして、ラストイヤーのリーグ戦を終えて何か一言あればお願いします。

もちろん勝ちにこだわってリーグ戦を最後まで戦ってきましたが、勝敗以上に部員のみんなと一緒に試合が出来た事が1番嬉しかったし、楽しかったです。
特に今年は1年生が多い中で、リーグ戦も本当に多くの人数で試合が出来たので、試合を楽しむ事が出来ました。

ーー引退まで、残すところあとZETT杯のみとなりました。最後にZETT杯への意気込みをお願いします!

個人としてもチームとしても最高の形で終われるように一生懸命投げます!
優勝しよう。


惜しくも悲願の優勝は逃したが、三年生たちのリコタイ生活はまだ終わってはいない。ZETT杯を最高の形で終わりたいと思っているのは、彼だけでは無いであろう。去年の悔しさを知り、苦楽を共にした二年生。予期せぬ事態の中、奇跡的に出会えた一年生。チームを作ってきた、10人の三年生。全員の願いである、優勝へ。三回勝って引退するのは、チーム愛で結ばれた立教だ。完全無欠の左腕で優勝を手繰り寄せる。

写真:立教マネージャー / 取材・文:上野貴洋

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