エースの力投で明治が慶應に辛勝|明治×慶應 2回戦

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◇明治3-2慶應
3日・小野路球場

先週の快勝で勢いに乗る明治と1つでも多くの勝ち星を積み上げたい慶應の2回戦。最後まで集中を切らすことのなかった明治が勝利を収めた。

序盤3回は緊迫した投手戦が続いた。慶應の先発・河本龍斗(慶應義塾)は3回まで打者9人に対し46球、奪三振3、許したランナーはエラーの1人だけ、と完璧な立ち上がりを披露。明治打線はなかなか攻撃の糸口をつかむことができなかった。
対する明治の先発は、3戦連続スターターを任された堀野舜平(都立小山台)。堀野は対照的に安打や四球などでピンチを招くが、要所を締めるピッチングで3回を無失点で切り抜ける粘投を見せ対抗した。

先発投手の奮闘に先に応えたのは明治だった。4回表、2番・富岡俊平(都立城東)、3番・矢野将大(昭和学院秀英)の連続ヒットや四球で2アウト満塁のチャンスを作ると、6番・吉岡琉平(横浜平沼)が5球目をライト前に運び2人のランナーが生還。明治が2点を先制した。

先制の2点タイムリーヒットを放った明治・吉岡

5回裏、慶應は反撃に出る。この回から明治のマウンドに上がった山下優晴(東葛飾)から3つの四死球を選び0アウト満塁のチャンスを作ると、2番・福井龍介(慶應義塾)のタイムリーヒットで1点を返す。福井はこの試合4打数3安打4出塁と、慶應打線を引っ張る活躍を見せた。

しかし、ここで立ちはだかったのが明治のエース・川上裕陽(甲南)であった。1点を返されさらに0アウト満塁が続く状況で山下からバトンを受け取った川上は、まず強打者・田中翼(桐朋)を三振に斬って取る。続く山本恭平(船橋東)も併殺打で仕留め、追加点を一切許さない完璧な投球で明治を救った。
慶應は6回裏にもヒットと四死球でチャンスを作り、パスボールで1点差まで詰め寄ったが、その後は完全に川上のペースに飲まれ反撃することができなかった。

川上は5回途中から最後まで投げ、被安打はたったの2本。最終回には四球と味方のエラーでピンチを招くも、ここでも後続を三振と併殺打で抑え試合終了。明治を勝率5割に復帰させる大活躍を果たした。5回途中、ピンチでマウンドに上がった場面については、「『ここを抑えたらかっこいいぞ、俺の見せ場だ』とポジティブに考えました。ただ気持ちだけで抑えられるほど慶應打線は甘くないので、1球1球集中して投げました。キャッチャーの朋大(1年・松本朋大)が様々な要素を考慮したリードをしてくれたのでとても投げやすかったです。」と振り返った。

また最終回のピンチの場面については、「負けないという気持ちはこれまでで1番強く持っていたと思います。名手のとみー(富岡)が珍しくエラーしてしまいましたが、これまで何度も助けてもらっていたので自分がカバーするという気持ちでさらに燃えました。その後しっかり併殺をとってくれたのでとみーの凄さを改めて実感しました。これからもよろしくね(笑)」と仲間の健闘をたたえながら明るくコメントした。

「自分のピッチングでみんなを笑顔にできるように頑張ります!」と意気込んだ明治の絶対的エース・川上

勝率を5割に戻し勢いが出てきた明治。このまま連勝を伸ばしリーグ順位を1つでも上げたいところだ。対する慶應は残すところあと1試合。リーグ戦最後で勝利を収め有終の美を飾りたい。この2チームは14日にZETT杯の初戦で対決することが決定している。今度も明治が力を見せつけるのか、それとも慶應がリベンジを果たすのか、目が離せない戦いが続く。

文:富岡俊平

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