血の明法戦はまさかの幕切れ… サヨナラ勝ちの法政が準決勝進出! | ZETT杯2019 明治×法政

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◇8日・八王子上柚木公園野球場 

結果

チーム123456789RH
明治01001000015
法政1000000133
主将・松本(背番号1)を中心に喜びを爆発させた

 

法政(リーグ5位)が3-2のサヨナラ勝ちで明治(リーグ4位)を下し、準決勝へ進出。先発の三浦が5回2失点、2番手の崎村が4回無失点と好投し接戦をものにした。
明治はZETT杯では2年連続の初戦敗退となった。

 

 

それは人呼んで「血の明法戦」。リーグ第1戦はエース上野の熱投で明治が1点差勝利を収めれば、第2戦では法政打線が3回までに12点を挙げる大爆発。第3戦は8回の猛攻で再逆転に成功した明治が9-7で制し、勝点を獲得。そんな激戦必至の好カードが、負ければ終わりのZETT杯初戦で実現した。

 

https://twitter.com/tokyoSandEbig6/status/1203286935940157440

 

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同点の9回裏、2死二、三塁。その瞬間は意外な形で訪れた。明治3番手・川上裕陽(甲南)が8番・松原徹平(所沢西)に投じた初球がベース板に当たって大きく跳ね、ボールは無情にもバックネットへ。この間に三塁ランナーが生還し、法政ベンチに歓喜の輪ができた。

なんとこの試合、法政はわずか3安打。ノーヒットで追いついた8回の1点が効いた。先頭の9番・大山将太(熊谷)が四球で出塁し、チーム髄一の俊足捕手は次打者の初球で盗塁を成功させると更に暴投で三塁へ。ここで1番・田中博貴(立川)が放った打球はセンターへの弱いフライ。「意外と浅くて、むしろ(前に)落ちるかなと思ってました」と本人が語るほどの浅さとアウトカウントを考えれば、無理はしないと思われた場面だった。しかし、躊躇は無かった。センターの送球がわずかに逸れる間に本塁を陥れ、試合を振り出しに戻した。

 

8回ウラ 三塁走者・大山(背番号0)が生還

 

 

守りの主役は2人のルーキー右腕。先発の三浦斎生(明星)は予定より早い5回で降板したが、強力明治打線を2点に抑えて先発の大役を果たした。圧巻だったのは2番手の崎村旭(長崎南山)。4イニングを被安打1に抑える100点満点のピッチングを見せ、「久しぶりに勝ったんでむっちゃ嬉しいです」と白い歯をこぼした。
負けているときも声を途切れさせず、終始明るいムードで戦い続けた法政。「負けたら終わり」の悲壮感を全く感じさせず、殊勲の崎村は「最後、決勝で笑って3年生とお別れしたいです」と語る。 まさに”one team”となって法政らしさを取り戻した勢いのまま、次週、王者慶應に挑む。

 

 

写真・文:小池颯