ヤング・リコタイJAPAN帰国後インタビュー① 立教・大野龍弥(杉並学院) 「厳しい環境でも実力を発揮することが日本選手には求められている」

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今大会では監督を務めた立教・大野龍弥

 

 

今大会はヤング・リコタイJAPANの監督という立場で臨んだ。

初めての国際大会というだけでなく、初めて監督としても野球をしたので楽しい反面、とても緊張していました。優勝という目標を掲げて戦ってきましたが、惜しくも3位になってしまい先輩たちが築いてきた強豪・リコタイJAPANのイメージを崩してしまったことを本当に申し訳なく思っています。しかし、今回の新生リコタイJAPANの実力は十分に出し切った思います。次の国際大会では必ずリベンジしますので、是非期待していて下さい。

  

リコタイ六大学を離れ、アジアでの戦いで何を学んだか?

いつものリーグ戦と違い、プレースタイルや野球の常識が通じない相手と対戦できたので今まで感じたことのない野球観を学べました。

 

今大会はメンバーのほとんどが一年生だった。共に大会を戦い、各大学のルーキープレーヤーたちに抱いた印象は?

今まであまり関わりのなかった選手たちと一緒にプレーできてとても新鮮でした。特に、明治の寺拝(壮史)のシュアなバッティングには監督としてとても助けられました。その他の選手も全体的に個々のレベルがとても高かったです。やはりここ最近のリーグ戦を観ても感じられるように、(ここ数年で)徐々にリーグ全体のレベルが上がっているということを改めて感じました。今大会は惜しくも3位という結果になってしまいましたが、このままリーグが成長していけば必ずアジアの強豪の地位を確立できると信じています。

 

リコタイJAPANとして国際大会に参加することの意義について感じたことは。

台湾での国際大会を通して、私たちが普段から本当に恵まれた環境で野球をさせて頂いているということを実感しました。台湾では急なスケジュールの変更や試合前のノックができなくなるなど100%の状態で試合ができないこともありました。しかし、そのような状況でも海外選手は初回から動きにキレがあり、(試合の)流れを持っていかれてしまいました。厳しい環境でも実力を発揮することが日本選手には求められていると思います。
 また、野球を通して海外の選手と繋がれたことが自分にとってとても大きかったです。特に準決勝で敗戦してしまった韓国・京畿道の選手たちは非常にプレーの質が高く、今後の目標になりました。ただ野球をするだけでなく、野球を通して互いをリスペクトする精神の素晴らしさが感じられる大会になりました。

 

 

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